アップルは11日(米現地時間)、旧モデルのiPhoneやiPad向けにiOS 12.5.1を配信開始しました。
前回のiOS 12.5から約1ヶ月ぶりのアップデートとなります。
届いていれば通知から、あるいは
「設定-一般 - ソフトウェア・アップデート」から確認して手動でアップデート可能です。
アップルは昨年9月に配信したiOS 13.7以降に、
新型コロナ接触通知がアプリなしで可能となるフレームワークを導入しています。
そこで対象から漏れていた古いモデルにも、
iOS 12.5により新機能が拡大されていた格好です。
その中でもiPhone 6は歴代シリーズ最大の販売台数を誇っており(1月12日時点)、
接触検知できるユーザーの範囲が広がることに大きな意義がありました。
公式リリースノートによれば、今回のアップデートは
「接触通知内でログ記録のプロファイルの言語が間違って表示されることがある問題」が修正されたとあるのみです。
対象デバイスは、以下の通りとなっています。
iPhone 5s
iPhone 6
iPhone 6 Plus
iPad Air
iPad mini 2
iPad mini 3
iPod Touch(6世代)
なおiOS 13.5以降の接触通知機能は、
もともとGoogleと共同開発した接触通知APIを導入したものです。
ユーザーが同意した上で機能を有効にする必要があり、
有効にするとデバイスはランダムなBluetooth識別子を含む信号を定期的に送信します。
2人のユーザーが近くにいると、互いのスマートフォンがBluetooth識別子を交換して記録しておきます。
そしてCOVID-19(新型コロナ)の陽性と判定された人は
自発的に住んでいる現地の通知アプリケーション(日本ならばCOCOA)に報告でき、
逆にいえば本人が送らない限りシステムに通知されることはありません。
さらに接触通知APIは陽性が自己申告されたユーザーに属するBluetooth識別子のリストもダウンロードし、
そこで接触が確認されればスマートフォンの持ち主に通知されるしくみです。
アップルとGoogleは接触通知APIで位置情報を取得しておらず、
APIを用いる公衆衛生当局のアプリにも位置情報サービスへのアクセス許可を求めることを禁じています。
そのためプライバシーは厳重に保護されている模様ですが、
反面では感染経路の特定に果たす役割も限られているのかもしれません。
source:エンガジェット
Photo:新型コロナウイルス接触確認アプリ
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