こんにちは! ダイワンテレコム高田馬場店 です!
先週公開されたiOS13.3には、新しいペアレンタルコントロール機能が搭載され、子供のFaceTimeやメッセージで通信できる相手を保護者がコントロールできるようになりました。
しかし、この機能が上手く機能しないケースが報告されており、簡単に突破できるバグがあることが判明しました。
ベータ版であるiOS13.3.1が現地時間17日に開発者向けにリリースされ、上述のバグも改善されているようです。
本来、iOS 13.3で新たに追加された「通信/通話の制限」を使用した場合、保護者たちは子どもがスマートフォンで連絡を取る相手を、標準アプリ「連絡先」に登録された相手に限定することが可能となってます。
この機能が有効となっている場合、子どもは保護者が設定した暗証番号を入力しない限り、新しく連絡先を追加することは出来ません。
あらかじめ連絡先アプリに登録されている人以外と電話やFaceTime、テキストメッセージでコミュニケーションを取ることもできない設定となっており、ペアレンタルコントロール機能は強固なものと考えられていました。
しかし、iOS13.3のペアレンタルコントロール機能では、連絡先アプリがiCloudと同期するように設定されていない場合、未知の番号から着信したり、テキストメッセージを受信した場合、その番号を新規連絡先として追加可能なオプションが表示されてしまうとのことです。
さらに、iPhoneとペアリングしたApple Watchを使用し、Siriに任意の番号への発信やテキストメッセージの送付を行うと、Siriはその番号が連絡先に登録されていなくとも、命令を実行してしまうという不具合も見つかっています。
今回発見された上記の抜け道によって、ペアレンタルコントロール機能がほとんど意味のないものになってしまう可能性がありました。
ベータ版 iOS 13.3.1では、不具合の修正やセキュリティアップデート、パフォーマンス向上を目的としたマイナーアップデートと考えられます。
しかし、具体的な変更内容は明らかになっておらず、開発者向けに公開されているリリースノートにも具体的な変更内容等の記載はありません。
またiOS 13.3では、バッテリー残量表示の消耗が早く感じる、バックグラウンドのアプリが強制終了する問題、電波強度が圏外表示となりモバイル通信が出来ない問題、メールアプリでメールを受信できない問題などが一部で報告されています。これらの問題が解決するかどうかも気になるところです。
しかし、来週のリリースとなれば12月中旬から1月中旬までホリデーシーズンとして長い休暇をとることから、早くとも2020年1月中旬ごろに13.3.1の正式アップデートが伸びる可能性もあります。
source:iPhone mania
source:macrumors
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