アップルが、iPhone XのOLED(有機EL)ディスプレイの見え方の特徴や「焼き付き」問題に言及したサポート文書を公開しました。
見え方の特徴とは、iPhone Xを見る角度を変えたときに、色味や色合いが若干変化するという現象についいて。これについてアップルはOLEDが持つ「特性」であって問題ではないと説明しています。
また、OLEDディスプレイは、従来の液晶ディスプレイよりも色の再現精度に優れていますが、それと同時に「残像」や「焼き付き」といった問題が起きる場合があります。
OLEDの仕組み上、その使い方によって起こりうる焼き付きの完全な対策はありませんが、少しでもそんな問題を回避する為に、iPhone Xのディスプレイの長持ちする使い方をで案内していきます。
1.最新のiOSアップデートを適用する
ディスプレイを長持ちさせる為に、最新のiOSアップデートを適用することを推奨されています。
アップデートがディスプレイの寿命に直結する理由については説明されていませんが、ソフトウェア側からOLEDディスプレイに負荷を掛けない調整が行われるのかもしれません。
なおiOSアップデートでは、設定→一般→ソフトウェア・アップデートからダウンロード、で適用することができます。
2.明るさの自動調節を使用する
バッテリーの消費電力を節約する目的として、明るさの自動調節をオフにしがちですが、iPhone Xのディスプレイを長持ちさせるのであれば、オンにすることが推奨されています。
明るさの自動調節は設定→一般→アクセシビリティ→ディスプレイ調整から変更することができるので、今一度確認しておきなしょう。
3.自動ロックを使用する
うっかり画面を点灯させたまま放置してしまうと、画面の輝度や表示画面によっては、ディスプレイへの焼き付きが起きかねません。特に就寝前にベッドの中でiPhoneを触る方は注意が必要です。
万が一画面を点灯したまま放置してしまった時に備えて、設定→画面表示と明るさ→自動ロックから、30秒?5分の好きな時間を設定しておくと安心です。
また、Appleサポートページによると、焼き付き自体への対策も「焼き付き現象の低減という点でも、業界最高を目指しました。」と記しており、しっかりと施されているようですが、「明るい輝度で静止画像の長時間表示」だけは避けるようにした方が良さそうです。