iPhoneバッテリーの長所短所
私たちが使っているiPhoneはバッテリーを搭載することで起動しています。バッテリーの残量までが使える時間でもあり、充電が必要になります。しかしバッテリー本体も購入当初は100%の状態であり、持ちもかなり良い状態です。最初のうちは長持ちするので都度都度充電をする必要はありませんが、バッテリーの寿命は2~3年とされており、劣化によって今まで持っていた時間も短くなってしまいます。
iPhoneに用いられている電池はリチウムイオン電池と呼ばれ、小型で高電圧で駆動できる利点と自然放電が少なく、電圧降下を起こすメモリー効果を起こさないという特徴があります。またリチウムイオン電池は高速充電を可能にしているので高性能なバッテリーとして電子機器に採用されています。
しかし欠点もあり、周囲の温度によってパフォーマンスが悪くなったり劣化を起こしてしまいます。これは他の電子機器にも言えます。満タンの状態で駆動すると劣化が早くなる一方、完全にバッテリーを使い切った0%の状態「完全放電状態」にしてしまうとバッテリーにダメージを与えてしまい、充電できる容量が小さくなってしまいます。
ケースを付けた状態で充電をされる方もいらっしゃいますが、これもあまりよくありません。充電をしている間は熱が出ているのでうまく放熱ができずにバッテリー自体にダメージを与えることになり、結果劣化してしまいます。
iPhoneXでは二本搭載
利点もあれば欠点もあるバッテリーですが、iPhoneXからはリチウムイオンバッテリーが二本搭載されています。
画像のようにL字型に配置され、容量も8を上回る2,716mAhになっています。しかし持ちがかなり良くなっている分消費が激しく熱を持ってしまいます。iPhoneXからはTrueDepthカメラと呼ばれる「Face ID」などに用いられているカメラシステムが搭載されているため、電力の消費が大きくなっているようです。
そして2019年
2019年以降に発売されるiPhoneにはTrueDepthカメラの進化版が搭載されると予測が挙がっています。このため電力消費が大きくなり、搭載されるバッテリーが大型化されるのではないかと見られています。
更に、KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は以下の予測を発表しています。
2019年以降のiPhoneには、アップグレードされた3DセンサーとAR関連機能が搭載される。
3DセンサーとAR関連機能は電力消費量が大きいため、大型バッテリーの搭載が必要となる。
半導体製造プロセスや基盤類の小型化でバッテリー用のスペースを確保する。
2018年モデルのiPhoneのラインナップを5.8インチモデル。、iPhoneX Plusとも噂されている6.5インチモデル、LCDディスプレイ搭載の6.1インチモデルの3モデルになり、3モデル全てにTrue Depthカメラが搭載されるのではないかと予測されています。