
Appleは毎年3月、9月頃に新しいモデルの発表・発売をしており、今年の2018年は「第二世代iPhone SE」「iPhone Xと同じベゼルレスデザインを採用した3つのiPhoneと1つのiPad」の発売が噂になっています。既にiPhoneユーザーからは期待の声が多く、現在は第二世代iPhone SEが注目を集めています。しかし、今年はiPhone/iPadだけではなく、周辺機器の発売にも注目が集まっており、その中でもスマートスピーカー「HomePod」が数週間以内に発売されるかもしれません。
HomePodの発売は2月中旬~下旬
米ニュースサイト”9To5Mac”の紹介している記事ではTech AnalystのGBHの洞察によると、Appleのスマートスピーカー「HomePod」は今後4~6週間のうちに発売されると予想しており、国内の出荷時期は2月中旬、もしくは下旬に差し掛かる可能性があると報じています。しかし「HomePod」は発売時期が2017年12月から2018年初旬に変更したことで、その遅れはAppleにとって競合他社と競争する上で苦しいスタートになることが予想されます。それはスマートスピーカー市場をAmazonの「Echo」、Googleの「Google Home」が先行したこと、Amazonのホリデーショッピングといったマーケティング活動によってHomePodとの差を広げてしまったことによる影響が大きいことが考えられます。しかし、この遅れには開発者の相当な苦労があるようで「Echo」「Google Home」とは異なる、新しいスマートスピーカーが誕生するかもしれません。
音質重視!5年に渡るHomePodの開発
HomePodの発売はスマートスピーカー市場の波に遅れることになりますが、製品の品質は高いことが期待されています。米大手総合情報サービス”Bloomberg”の記事では、HomePodの開発によるエピソードが掲載されており、HomePodの開発はMacオーディオエンジニアによるサイドプロジェクトとしておよそ5年前から始まり、大手オーディオメーカー「Bose」「JBL」「Harman Kardon」などが販売していたスピーカーよりも優れたスピーカーを作ろうと、「ビームフォーム」技術を採用した高音質スピーカーを目指していたようです。「Echo」や「Google Home」のような汎用性ではなく「音質」を重点的に追及した今回のHomePodは349ドル(約3万9000円)の価格で発売されるようで、一般向けの普及としてはやや高価になりますが、音質へこだわりを抱くユーザーにとってはHomePodは期待のスマートスピーカーになるかもしれませんね。