前回のブログでiOS11.2.5の噂に関するブログを掲載いたしましたが、11.2.5の発表前、1月9日にiOS11.2.2が公開されました。今回のバージョンアップは新たな機能の追加はなくセキュリティ面での修正です。今回はiOS11.2.2にアップデートするべきか、ご参考までにお読みください。
「Spectre」への対応!
2018年に入ってCPUの脆弱性の一つである「Spectre」が発覚しました。「Spectre」とは・・簡単に言うと今回のバグを利用すると第三者がブラウザを通し本来アクセス不能の部分へアクセスが可能になるというモノです。現時点で被害は出ていないようですが「Spectre」の存在が明らかになっているのであれば何かしらの対処が必要となります。iOS11.2.2は「Spectre」へのセキュリティ強化となっています。
怪しいアプリは避けよう!
「Spectre」を悪用するには端末(iPhone、iPad等)に悪意のあるコードが含まれているアプリが入っているケースが高い為、例えばAppStore以外から入手したような怪しいアプリは絶対にインストールしないようにしてください。
アップデートするべきか?
iOS11.2.2へのアップデートで最大40%もパフォーマンスが低下すると言われています。修正を行うにはCPUの特定のプロセスに制限をかける為にパフォーマンスの低下は仕方がないようです。しかしながら放っておき万が一被害にあった場合は取返しが付きません。iPhone5系等の古い端末ではパフォーマンスの低下を感じる可能性もございますがiPhone7PlusでiOS11.2.2にアップデートしても大幅なパフォーマンスの低下は感じられなかったという事です。
パフォーマンスの低下はiOS11.2.2では「Spectre」へのセキュリティ強化を目的としiOSを搭載したデバイスをお持ちの全てのユーザに推奨される重要なアップデートとなっている為、早めの対策をおすすめいたします。
またAppleによるとパフォーマンスの低下は今後のアップデートで徐々に解消していくようです。
以上をアップデートへの参考として頂ければと思います。
引用サイト:Apple公式HP