ダイワンテレコム大宮店、修理スタッフです。
本日ご紹介する修理レポートはiPhone6Sの画面割れ修理とセンサーについてです。
修理をご依頼されたお客様のお話を伺うと、
・画面が割れている
・通話中にタッチが反応してしまう
上記2点の不具合により、通常使用に影響が出ているとの事でした。
お客様は画面割れによる液晶の不具合だろうと思っていたようですが
実は通話中にタッチが反応する症状はセンサーの不具合によるものなのです。
iPhoneにはいくつかのセンサーが搭載されておりますが、今回注目するのは【近接センサー】と言われるものです。
まず、液晶の方ですが、こちらはタッチ操作や色の変化に異常がみられず、表面のガラス割れの症状と診断いたしました。
今回のご依頼は、液晶画面割れの交換を優先とし、センサー部分は故障なのか接触の不良によるものかを診断して欲しいとの事でした。
近接センサーってなんだろう?
正常なiPhoneですと、通話中に耳にあてると液晶画面は消灯するのです。
これは頬や顎で画面に触れてタッチ誤動作をしないようにする為です。
通話中にセンサー部分に手をかざす事で、反応を確かめる事もできます。
つまり、通話中にセンサー部分を遮るものがあった場合、iPhoneを耳に当てていると認識され、自動的に画面を消灯して誤動作を防いでくれるのですね。
近接センサーの反応を確認してみる場合は、通話以外ですと【ボイスメモ】の録音中にもセンサーの効果が発揮されますので、画面消灯の動作確認をすることができます。
修理内容
でわ、早速修理の流れを見てみましょう。
まずは外装の確認です。
赤い〇をつけた部分が近接センサーとなります。
画面割れのヒビがちょうど重なっていますね。画面が破損した時のダメージでセンサー自体が破損してしまったか、内部で固定具がずれてしまっているかが考えられます。
続いて、裏側も確認してみましょう。
赤い〇の部分ですね。裏側からもヒビが確認できます。
そして、こちらの画像が近接センサーの部分になります。
実際に動作を確認してみますと、センサー自体は正常に動作をしていました。
おそらく、センサーの位置がずれていたと考えられます。
今回はセンサー部品は交換せずに、このまま画面パネルを交換し、元通りに組み上げていきます。
修理結果
画面パネルを交換する際に、きちんと位置を合わせて組み上げる事で画面もセンサーも正常に仕上げる事ができました!
画面修理とセンサーの確認を併せて、30分ほどで修理完了でございます!
動作確認をしてみますと、通話中にもきちんと画面が消灯するようになりました。
今回の修理結果は以下のとおりです。画面割れは交換修理、センサーは組み上げ時に調整です。
【修理機種:iPhone6S】
【修理時間:約30分】
【画面割れ修理:6,400円(税別)】
当店では、修理前と修理後にきちんとした動作確認を行っております。
その際に、なにかきになる点がございましたらどうぞお申しつけください。
合わせて確認や診断をさせていただきます!
以上で、今回の修理レポートを終了と致します!