最近数か月間で、iPhone Xのカメラレンズにヒビが入った、と訴えるユーザーが
Appleのサポート掲示板や掲示板サイトRebbitで増えている、と米メディア9to5Mac
が報じています。
「iPhone Xを落としたことがないのにヒビが入った」
iPhone Xのカメラレンズにヒビが入った、と掲示板に書き込んでいるユーザーは、
iPhone Xを落としたことがない、と主張しています。
レンズ中央のLEDフラッシュ部分にヒビの入ったiPhone Xを撮影した写真を公開した
ユーザーは、原因は「寒さ」ではないかと推測して、2018年1月15日に以下の書き込
みを残しています。
「クリスマス直前にiPhone Xを買って、昨日、カメラのガラスにヒビを見つけま
した。iPhone Xにはずっとカバーをつけており、一度も落としたりぶつけたこ
とはありません。今朝、Apple Storeに行ったところ、修理するのに549ドル
(約6万円)必要だと言われました。」
しかし、マレーシアやハワイといった、寒さとは無縁の地域に住むユーザーも、
iPhone Xのカメラレンズにヒビが入った、と訴えています。
「レンズにはサファイアを使用」とApple幹部
Appleのフィリップ・シラー上級副社長は、iPhone7が発売された2016年9月、
iPhoneのカメラレンズとホームボタンには、ダイヤモンドに次ぐ強度を持つサファイ
アを使用していると明かしています。
しかし、サファイアは高度が高い反面、もろいという弱点もあります。YouTubeチャ
ンネルJerryRigEveythingが実験動画を公開したように、硬いものでこすると傷がつ
いてしまいます。
9to5Macは、「掲示板に書き込んでいるユーザーがiPhone Xを落としたことがない、
と主張しているものの、ポケットに鍵などと一緒に入れていれば、レンズに傷がつく
可能性はあるし、原因を追跡することは困難だ」と指摘しています。