Appleは現地時間7月18日、開発者以外の一般登録テスター向けに、iOS12のパブリックベータ3を公開しました。前回のベータ2から2週間でのリリースとなります。
ベータ版をインストール
パブリックベータ3は、昨日開発者向けに公開されたiOS12ベータ4に相当します。「Apple Beta Software Program」に登録すれば、パブリックベータ版をインストールする事が出来ます。
ただしこれは正規版ではなく、開発途中のベータ版であるため、バグなどによりデバイスに問題が発生する可能性があります。インストールする際は、iTunesバックアップまたはiCloudバックアップを作成し、Appleはメインで使うデバイスではなく、サブのデバイスにインストールするよう、推奨しています。
ベータ3の問題点
新しいiOS 12ベータ版では、特に、スクリーンタイム、App Store、およびSiri Shortcutsで、開発者向けのベータ版のリリースノートに基づいて新しい問題が見つかっています。
・App Storeのアプリが正しくダウンロードされないことがある
・Screen Timeデータがデバイス間で同期しないことがある
・Siri ShortcutsがCarPlayやHomePodやデバイスがロックされている場合に正しく動作しないことがある
・iPhone Xの携帯電話ステータスバーも不正確な場合がある
現段階で分かっている問題点は上記の4点となります。
iOS 12新機能
Siriの機能で、モータースポーツ、食品、有名人の情報を提供することができるようになるようです。今年の秋頃に、Appleはショートカットアプリを発表すると予測され、自分自身のショートカットを作成することが出来るようになるようです。
さらにiOS 12の改良により、iPhoneとiPadは、カメラの起動速度が最大70%、キーボードの速度が最大50%向上し、応答速度も向上すると予測されています。
また、現時点でサンフランシスコベイエリアで利用可能な建物や歩道など、より細かい要素が追加され、交通状況などがリアルタイムで確認可能になった新しいAppleマップが、今回のパブリックベータ3では北カリフォルニア全体まで拡張されたとのことです。