
iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。
米AppleInsiderによると、次期iPhoneの6.1インチLCDモデルのデュアルSIMモデルは中国市場での限定販売となる可能性があるとのこと。
台湾のメディアUnited Daily Newsが、Foxconnが4種類のモデルのiPhoneパーツを製造していると報じていましたが、世界一般では3種類のモデルしか報じられておらず、この報道内容の矛盾から、中国地域のみで4モデルとなっている可能性が浮上したとのことです。
これは、中国ユーザーのスマートフォンの利用方法に原因があるとされています。
中国ユーザーは一般的に、複数の電話番号を所持しており、それを日常的に使い分けています。
複数のSIMをスワップ(入れ替え)する面倒があるため、デュアルSIMモデルの潜在需要が大きいと予想し、中国向けにデュアルSIMモデルを製造する戦略をとったのではないかと、United Daily Newsは分析しています。
確かに、中華スマホ市場をみると、多くのメーカーが出しているフラッグシップスマホはデュアルSIMに対応しています。
中国の年収水準が向上し、13億人全てが消費者となり得る巨大市場での成功を逃さないために、流石のAppleも迎合するしかないのでしょう。
実際、阿里巴巴集団(アリババ集団)やテンセントなど、中国を牽引する大企業は自国市場にのみフォーカスしていますが、消費市場の巨大さから、それだけでも世界有数の巨大企業へと成長しています。
中国のスマホ市場の約10%を占めているAppleですが、今後、その他90%のAndroidユーザーをiOSに移行させるきっかけとなるのではないかとも睨んでいます。
しかし、圧倒的人気を誇るHuaweiとOppoの勢いは未だ衰えず、今やコスパを売りにしたメーカーにとどまりません。
高級路線でもAppleと対等に競合してくるようになった中華スマホメーカーにどのようにして打ち勝つかが今後の焦点となるでしょう。