
iPhone修理のダイワンテレコム新宿店です。
米Appleの匿名上級社員からの情報で、iPhoneのアプリがMac上でもネイティブに動作する環境の開発が進んでいることが明らかになりました。
これが実現すれば、iPhoneで購入したアプリを、わざわざMac版を購入せずに使用することが可能になります。
現在iOS、Mac共にランキングトップとなっているタスク管理アプリ「Things」など、メジャーアプリはiOS版、Mac版と別々に販売しており、iOS版が1,200円、Mac版が6,000と価格が乖離しています。
iOS版がMac上で使用できるようになると、Mac版を購入するユーザーが減ることが予想できますが、その対策として、iOS版の価格をMac版に近づけたユニバーサル版が出る可能性があります。
価格調整されたユニバーサル版が登場すると、両デバイスを使用している人間は得をしますが、iOSだけ使用しているユーザーは不満を抱くことになりかねません。
その解決策として、プラットフォームごとの販売ではなく、アカウント単位で購入管理することがあげられます。
現在もデザインアプリなどではアカウント管理のアプリも徐々に増えてきており、環境統合後にはこのような購入形態が増えていくのではないでしょうか。
環境統合には、価格だけでなく、操作面でも問題があります。
iOSデバイスは全てタッチパネル操作となっていますが、Macは全てマウスキーボード操作となっており、全くといっていいほど互換性がありません。
(以前、学生がたった100円程度でMacをタッチスクリーン化したことが話題になりました。)
他にも、開発コストの問題も挙げられます。
もし、iOSアプリがMacにも対応することになると、デベロッピャーはiOSとMacの両方で動作確認やデバッグ作業をする必要が出てきてしまいます。
iOSのみ対応のアプリと両対応のアプリが出ると、ユーザーを混乱させる原因にもなります。
非常に便利に感じるクロスプラットフォーム環境(統合環境)ですが、こうして問題点を挙げてみるとキリがありません。
世界のAppleのことですので、スマートに解決してくれるのを期待して待ちましょう。