中国のChina Timesの報道によると、次期iPhoneはワイヤレス充電用に銅線コイルが採用され、従来のフェライト・ポリマー複合材(FPC)の代わりに銅線で作られ、より高速になり、効率よく充電できるようになるとしています。
充電が早くなり、より効率的に
中国のChina Timesは、
"ハイパワーと高効率がワイヤレス充電の傾向であるため、2018年の3つのiPhoneのうちの少なくとも1つがFPCを放棄して上記の目標を達成する銅コイルソリューションを採用し、銅線コイル抵抗が小さい。また、電力の増加によって生じる熱的影響を相殺することもできます。"
とAppleがiPhoneに内蔵されているワイヤレス充電レシーバの抵抗がより低いより薄い銅線コイルに、より高い抵抗のより薄いFPCコイルからより低い抵抗に切り替えると主張しています。
この報道が正しければiPhoneのワイヤレス充電性能は大きく向上することになるでしょう。
進化する充電環境
ワイヤレス充電は確かに便利ですが、充電スピードについては従来のライトニングケーブルと比較すると遅いです。去年の末にリリースされたiOS11.2では7.5Wの高速ワイヤレスにも対応しましたが、それでも有線には敵わないのが現状です。
発表日はまだ未定ではありますが、Appleは9月Steve Jobs Theatreで2018年のiPhoneを発表する予定ですが、iPhone、Apple Watch、AirPodsのケースを同時にワイヤレス充電できるAirPower充電マットを発表すると予想されています。このAirPowerと銅線コイル搭載の次期iPhoneの組み合わせでワイヤレス充電環境は大きく改善するでしょう。
また有線充電についても、現在は5Wまで対応の電源アダプターが、次期iPhoneでは8Wまで対応すると伝えられていて、付属Lightningケーブルでの充電速度も大幅に向上すると予想されています。有線による充電、ワイヤレス充電の双方が改善することで、次期iPhoneの登場をきっかけにiPhoneの充電環境は大きく変化しそうです。