
先月発生した西日本豪雨は死者数200人を超える大災害となりました。西日本各地では河川の氾濫が相次ぎ、浸水による被害を受けた人も多いと思います。
大切なiPhoneやMacが今回の災害で水没してしまった。そんな方は、いまAppleが実施している「被災者向け特別修理サービス」を利用してみてください。
災害救助法が適用された地域に住む一般ユーザーが対象
Appleの「被災者向け特別修理サービス」は、西日本豪雨の際、災害救助法が適用された市町村に住む一般消費者を対象としたサービスです。Appleサポート(0120-27753-5)へ電話申込みをすれば、今回の災害で直接的な被害を受けたApple製品を無償で修理してもらえます。
対象製品はMac、iPhone、Apple Watch、iPad、iPod、Apple製のディスプレイです。修理不可能な製品や、アクセサリ類・Beats製品は対象外となっています。
また、今回の修理サービスはあくまで個人ユーザーを対象にしているため、Apple製品を利用している店舗や業者は利用することができません。
2018年9月末日までに電話で申し込み
Appleの配送修理サービスは、通常オンラインもしくは電話で受付けていますが、今回の特別修理サービスは電話申込のみとなっています。申込みの際は、本人確認のために証明書の掲示を求められる場合があります。
申し込み依頼をすると、Apple指定の配送業者が自宅まで集荷に来て、Appleリペアセンターへ配送するシステムです。なお、地域によっては宅配会社の集荷・サービスが一時停止していることもあるので、集荷は通常より時間がかかる場合もあるとのことです。
本サービスの受付期間は2018年9月末日までとなっています。被害を受けたAppleユーザーは忘れずに申し込みましょう。
まとめ
Appleはこれまでにも、国内・国外問わず災害等で被災した人を支援する取り組みを行ってきました。
2011年3月の東日本大震災や2016年4月の熊本地震においては、今回と同様の特別修理サービスを実施しています。
また海外では、イギリス・ロンドンで起きた高層マンションの火災や、アメリカ・カリフォルニアで発生した山火事の被災者に対する寄付イベントを行っています。Appleが取り組んでいるエイズ患者支援の(RED)では、過去11年にわたって1億6000万ドル(約177億円)もの支援を行ってきました。
Appleは、同社の製品が優れていることは言うまでもないのですが、こうした献身的な姿勢も素晴らしい企業です。無償修理等は財政力があるAppleだからこそできるサービスですが、日本企業もこの流れに続いてほしいと感じます。