
iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。
現地時間19日、オランダ・アムステルダムにあるApple Storeで、iPadのバッテリーが突如爆発する事故が起きました。事故当時、店内は営業中だったものの、従業員がすぐに爆発した端末を消化砂の入ったバケツに入れて鎮火したため、幸いにもお客さんに怪我はありませんでした。
しかし、爆発したバッテリーからは有害物質が漏れていたようで、その後、従業員3名が呼吸困難に陥り手当を受けています。
事故の起きたApple Storeは一時的に閉鎖されましたが、消防隊が該当のiPadをすぐに処理、店内の換気を確かめた上で、その後営業を再開したとのことです。
今回爆発が起きたiPadは展示中の製品だったのか、はたまた修理中の製品だったのかなど詳しいことはわかっていません。Appleはこの件に対して「現在調査中」と表明を発表しています。
ブランドイメージ低下につながりかねない危険な事故
AppleのライバルメーカーであるSamsungは以前、Galaxy Note7の爆発事故によって製品の出荷一時停止を余儀なくされただけでなく、同社のブランドイメージを大きく低下させる事態に陥りました。
今回爆発のあったiPadは、Galaxy Note7やiPhoneと比べても非常に大きなバッテリーを搭載しています。たとえば、Galaxy Note7は3,500mAh(事故当時)、最新のiPhone Xは2,716mAhに対して、iPad 5は8,827mAh、iPad Pro 10.5インチは8,134mAhです。
今回の事故では大きな被害は出ませんでしたが、大容量バッテリーを積んだiPadが再び爆発・炎上すれば、Appleの地位を揺るがしかねない重大な事故につながる恐れもあります。
まとめ
Appleは昨年12月、旧型iPhoneのバッテリーを意図的に劣化させているとして批判され、交換プログラムを開始しているだけに、今回のバッテリー爆発事故は同社にとって非常にシビアな問題と言えるでしょう。
なお、現在Appleが実施しているバッテリー交換プログラムの受付は、今年12月までとなっています。
iPhoneのバッテリー交換は通常8,800円かかりますが、期間中はiPhone SE以降の端末ならApple Care+ for iPhoneへ加入している場合は無償で、加入していない場合でも3,200円で新しいバッテリーに交換してもらえます。
該当のiPhoneを使っている方でバッテリーの劣化を感じる方は、この機会に交換してもらいましょう。