総務省は来年2019年9月1日より中古端末のSIMロック解除を義務化する事を決めました。
これにより今までSIMロックされていた端末は解除する事でどこのキャリアでも自由に使う事ができます。
SIMロックについて具体的に説明するとー
端末にはモバイル通信を可能にする為に"SIMカード"を入れなくてはなりません。このSIMカードは通信会社(キャリア)が発行するカードで端末に差し込んで使用します。
つまり
「SIMカードと端末は同じ通信会社のものしか使えない」
と言う事であり
端末側が特定のSIMしか受付けない状態、つまり"SIMロック(SIMを固定)"している状態です。
香港、タイ、台湾ではSIMフリーが基本で日本のようにフランスやアメリカでもSIMロック解除の流れは近年増加傾向にあります。
現在日本ではフランスと同じように新規契約後半年経過すればSIMフリーに出来るようになりました。
日本のiPhoneに限って説明するとiPhone6sからはSIMフリーにする事が可能になっています。
総務省は今までMVNO(格安SIM)の壁とされていたSIMロックを解除(SIMフリー)する事で大手キャリア通信の競争促進による通信業界全体の活性化を狙っているようです。
SIMフリーになれば今まで家に眠っていた中古端末も自由に使えるようになる訳ですから、中古売買なども増えて市場は活気が出るのではないでしょうか。
また、海外でも使用可能になる日本製端末が増えると言う事でもあるので今まで国内でしか使えなかった携帯電話が海外に流出する量も増えそうです。
新たなビジネスに繋がる可能性も増えますね。
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