
iPhone修理のダイワンテレコム梅田店です。
Appleは、米現地時間の8月31日、一部のiPhone 8に製造上の欠陥があるロジックボードが搭載されている事が判明したとして、無償で対象のロジックボードを交換するプログラムの提供を開始しました。
対象となるのは2017年9月~2018年3月までの期間に、米国をはじめ、日本、オーストラリア、中国、香港、インド、マカオ、ニュージーランド等で販売されたiPhone 8で、シリアルナンバーが該当する端末となります。
ロジックボードとは
ロジックボードはマザーボードやシステムボードとも呼ばれ、電子装置を構成するための主要な電子回路基板で、実質的にコンピュータやスマートフォンの核となる部分です。
ロジックボードにはCPUをはじめ、コンピュータを構成するモジュールのすべてが搭載されているため、iPhone 8の動作・性能の全てを司っている部分です。
Appleでは、突然再起動する・画面がフリーズする・iPhoneをオンにできないなどの症状が現れるとしています。
iPhone 8 ロジックボード交換プログラム
自分のiPhone 8が交換対象の端末かを確認するためには、交換プログラムにアクセスし端末のシリアルナンバーを入力するだけで簡単に判明します。
もし、お手持ちのiPhone 8が交換対象端末であった場合には、以下3通りの交換方法を選択できます。
・Apple 正規サービスプロバイダへ持込む方法
・事前予約の上、Apple Store 直営店に持込む方法
・Apple サポートから配送修理を依頼する方法
いずれの場合でも端末を修理に出す前に、iTunesまたはiCloudにiPhoneのデータをバックアップしておく必要があります。うっかりバックアップせず修理に出してしまうと、端末のデータは全て消去され初期化された状態で戻ってきますので、データの復元はできなくなります。
一つ注意すべき点は、Appleの正規修理では画面割れなど他の修理が必要な個所がある場合、事前にその部分も修理するかの意思確認なく修理が行われてしまうため、ロジックボード交換は無償でも他の部分の修理で費用が発生してしまう場合があることです。
ただし、安く済ませるためApple以外の非正規店で修理を行ったうえで無償交換に出しても、Appleで確認をする際に非正規店修理の痕跡が見つかる場合があります。この場合、ロジックボードの無償修理すらも受けてもらえない可能性がでてきますので、こちらも注意が必要です。
Apple「iPhone8 ロジックボード交換プログラム」のWEBはこちら
https://www.apple.com/jp/support/iphone-8-logic-board-replacement-program/
なお、「iPhone8 ロジックボード交換プログラム」の提供は、対象となる iPhone 8の最初の小売販売日から3年間となっています。