
iPhone修理のダイワンテレコム梅田店です。
Appleは、不定期にiOSバージョンごとのシェア状況を公開していますが、2018年9月5日、Appleは開発者向けサポートページにおいて、最新版のiOSバージョン別シェアを発表しました。
このデータは、2018年9月3日にAppStoreで測定されたもので、トップシェアは、iOS11の85%、次いで1つ前のバージョンであるiOS10が10%、それより以前の(Earlier)は5%となっています。
この数値は、前回(2018年5月31日計測)と比較すると、iOS11で4%増、iOS10で4%減の推移が見られ、iOS9以前のバージョンは増減なしとなっています。
iOS11・iOS10・iOS9以前のバージョンのシェアをさらに遡った推移は以下の通りです。
iOS11 | iS10 | Earlier | |
リリース日 | 2017/09/20 | 2016/09/14 | - |
2018/05/31 | 81% | 14% | 5% |
2018/04/22 | 76% | 19% | 5% |
2018/01/18 | 65% | 28% | 7% |
2017/12/04 | 59% | 33% | 8% |
2017/11/06 | 52% | 38% | 10% |
2017/09/06 | - | 89% | 2% |
2017/07/28 | - | 87% | 3% |
2017/06/05 | - | 86% | 3% |
2017/02/20 | - | 79% | 5% |
これを見ると、旧バージョンからiOS10への移行が早期に行われ、最大89%までシェアを拡大したのに対し、iOS11への移行はあまり進まず、最終計測と思われる今回でも最大81%までしか拡大しなかったことがわかります。
iOS11にアップデートをすると「動作速度が遅くなる」「バッテリーの消耗が激しくなる」等のネガティブな情報によって、ユーザーがアップデートを控えた事が大きな要因だと思われます。
さらに、機能の面でもあまり大きな変更や追加が行われなかったことから、アップデートを控えたユーザーが多かったものと思われます。
間もなくリリース予定の次期iOS12では、動作速度の改善やバッテリーの持ちの改善などに主眼が置かれ、すでにベータ版等により各所で概ね高評価が報告されています。
さらに、機能面でも「スクリーンタイム」の導入など大きな追加もすでに公開され、パスワード管理などでも進化が見られるとのことなので、iOS11へのアップデートを控えていたユーザーも含め、iOS12へのアップデートは早期に進むのかもしれません。