iPhone修理のダイワンテレコム梅田店です。
家事をしている間、子供におとなしくしていて欲しいといって、iPadやiPhoneを渡しているご家庭も多いと思います。ですがこの行動が、子供たちの自ら学ぼうという力を奪い成長の妨げになっていると、National Association of Head Teachers (NAHT)会長、アンドリュー・メラー氏が警鐘を鳴らしています。
教育の現場に入ってくるiPad
2018年3月に開催されたAppleスペシャルイベントでは、学校での教育を効率よく楽しみながら学べるような環境として、iPadを使った授業を取り入れている学校を紹介していました。
今後、iPadのようなデジタルデバイスが教育環境に導入され、今以上にいろいろなことを学べる機会が増えることに対して、アンドリュー・メラー氏の発言は逆の事を言っているようにも聞こえます。
いったいどのような意図でアンドリュー・メラー氏は、このようなことを伝えているのでしょうか。
どのような影響があるのか
iPadやiPhoneを使って語学や数学などを学ばせるという手法に対して、アンドリュー・メラー氏は次のような理由から「使わせるべきではない」と伝えているのです。
1つ目は「好奇心や想像力が育たない」からです。
小学校に入る前の年頃の子供たちは、就寝前に両親から聞かされる昔話や、一緒に読む絵本から想像力や好奇心を育ててきました。その機会をiPadやiPhoneが奪ってしまうことで、好奇心がなく子供特有の「なんで?」と思う気持ちが芽生えないという報告があがっているからです。
さらに心配な事があると、アンドリュー・メラー氏はいいます。
2つ目は「集団の中で自分から勉強しようとしない」とのことです。
何かにつけてiPadを渡されてきた子供は、自分から勉強するようにいわれても、その状況に慣れておらず渡されたiPadを見ていただけで、語学力や数学などを勉強するという意識につながらないのです。
iPadと自分だけの世界で過ごす事が多かった子供は、人がたくさんいるクラスに馴染むことが難しいといわれています。一対一での刺激になれてしまった子供は、クラスメイトと一緒に勉強をしても「勉強が楽しい」という刺激を受けなくなるということなのかもしれません。
自ら行動して勉強をするようになるには
我が子の成長を妨げてしまうiPadやiPhoneも、両親と一緒に刺激のある勉強方法を考えれば良いのではないでしょうか。
iPadだから想像力が育たないとういうわけではないからです。
使い方次第では、子供の好奇心を向上させて「なんで?」を自分で解決できるようにすることだってできるはずです。自発的に勉強できる子供に育てる方法は、両親と一緒に勉強するのがポイントなのかもしれませんね。