
iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。
昨年、iPhoneXが発売された当時、ベゼルレスの全画面ディスプレイになった際に、画面上部の切り欠き(ノッチ)が非常に不評で、次期モデルで「ノッチをなくすべき」という意見が大半を占めていました。
それから1年が経過してiPhone XSをはじめとする新型iPhoneが発表された訳ですが、その直前に「iPhoneに望む事」というアンケートが、米国の成人1,665人に対して行われました。
後出しジャンケンのようですが、アメリカ人1,665人が望んだ改善点と、新型iPhoneは果たして一致していたのでしょうか。アンケート結果と、新型iPhoneの改善点を比較してみます。
アンケート結果でiPhoneの改善点として上位を占めたのは、以下の意外な3点でした。
1. バッテリーの駆動時間の延長(長持ち)・・・75%
2. 割れにくいガラス、頑丈さ・・・66%
3. 外部ストレージへの対応・・・44%
(1) → iPhone XSは「iPhoneXより30分長い」としていますが、「連続通話」では1時間短く、ビデオ再生では1時間長くなっています。これで期待に応えられたと言えるでしょうか。
(2) → iPhone XSのディスプレイ仕様はiPhoneXと同等です。XSで特に固く頑丈にはなっていないようです。
(3) → Appleとして、外部ストレージへの対応は行われませんでした。
アンケート結果の4位以降も見てみましょう。
4. 充電しながら音楽が聴きたい・・・39%
5. USB-Cの採用(急速充電)・・・29%
6. FACE IDの改善・・・19%
(4) → iPhone7以降、有線イヤホン用のジャックが廃止されたため、充電コードを繋ぐとイヤホンで音楽が聴けません。社外品のワイヤレスイヤホンを購入するか、ライトニングで充電とイヤホンジャックを二股で装備しているアダプタ等を使用する必要があり、この状況に変化はありません。
(5) → これはiPhone XSで対応されるのでは?と噂になりましたが、対応されませんでした。
(6) → FACE IDの反応が一瞬遅れて使いにくいという点について、AppleはiPhone XSで盟約に改善したと述べています。やっと改善された項目が登場しました。
そして、問題の「ノッチのなくすべき」を挙げたのは、僅か10%に過ぎませんでした。
Appleでは、新型iPhoneで「ノッチ」を無くさないまでも領域を狭めることさえ行っておらず、加えて、アジア系Androidスマホでも「ノッチ」は標準的なデザインとして採用・定着しつつあり、iPhoneX発売から1年で「ノッチ」はある程度ユーザーに受け入れられたという事なのかもしれません。