iPhone修理のダイワンテレコム梅田店です。
日本時間の9月13日午前2時に開催されたAppleスペシャルイベントで、待ちに待った新iPhoneが発表されました。発表されたiPhoneは、OLEDディスプレイを搭載したiPhone Xs/Xs Maxと、LCDディスプレイを搭載したiPhone XRの3つのモデルになります。
価格を見てびっくり!史上最高の価格が発表
イベントの中で発表された金額は、昨年に発売されたiPhone 8/8 PlusとiPhone Xの価格と変わらないぐらいという印象でしたが、実際に携帯電話会社が発表した価格表を見て「えっ!何この価格!」と声に出してしまうほど驚いてしまいました。
それはiPhone Xs/Xs Maxの価格が約14〜19万円と、MacBook Proを購入できる価格になっていたからです。おそらく「これは手が出ない」と思った方も多かったのではないでしょうか。それに比べ価格が約10〜12万円で購入できるiPhone XRなら、ちょっとは入手しやすく感じてしまいます。
この価格差からどちらが売れるかわかっているかのように、iPhone Xs/Xs Maxは9月14日に予約を開始し、21日には発売という急ピッチなスケジュールとなっていますが、iPhone XRは10月16日16時01分から予約を開始、その1週間後の26日に発売するスケジュールとなっています。
iPhone Xs/Xs Maxの発売日と同じにしなかったのです。この意味を考えてみました。
iPhone Xs/Xs MaxよりiPhone XRが本命
昨年は目玉商品となるiPhone Xを11月3日に発売、iPhone 8/8 Plusは9月22日に発売というスケジュールでした。それ以前のケースでは、発売日は同じにも関わらずiPhone 5cは1週間前から予約を受け付け、iPhone 5sは予約受付なしで販売する方法をとったのです。
このようにAppleは本命として発売するiPhoneに対して、予約受付を行わなかったり、発売日を別々にしたりしているのではないでしょうか。その方程式に当てはめるとiPhone XRが、2018年に発売されたモデルの中で本命となるということになります。
iPhone Xs/Xs MaxとiPhone XRの性能差が離れていると、成り立たない方程式であることは苦い経験から身にしみてわかっていたAppleは、この3つのモデルの差を最小限に留めるようにしたのです。
搭載されているディスプレイ自体は性能差がありますが、CPUやグラフィックを処理するGPUは3つのモデルとも同じものになっています。ということは処理速度については、差がないということになりますね。
この予想はある著名なアナリストの発表で核心に変わりました。
著名アナリストがいうiPhone XRの出荷台数は!?
新iPhone全体の出荷台数は、2018年内に8,500万台に達するという予想をDigitime Researchが発表しました。しかもその内訳については、2018年2月ごろに当時KGI証券アナリストだったミン・チー・クオ氏が、6.1インチのiPhoneは出荷台数のうち50%を占めるだろうと発表していたのです。
クオ氏は2月の時点で「6.1インチのiPhone(iPhone XR)は売れる」とわかっていたのかもしれません。
カラーモデルと聞いてあの時の悪夢が蘇る?
Appleスペシャルイベントで発表されたiPhone XRを見たとき、カラーバリエーションを見て嫌なことが頭をよぎりました。
それはiPhone 5cという売れ行きがよくなかったモデルのことです。
当時のiPhone 5cはそれまでカラーバリエーションのなかったiPhoneに、ブルーやホワイトなどのカラフルなモデルを投入する試験的なモデルだったのです。位置付けとしては廉価版だったのですが、同時に発売されたiPhone 5sと価格差があまりなかったことからiPhone 5cが売れなかったということがありました。
そんな黒歴史と化したカラフルなiPhoneを、ここにきて再登場させたのです。ですがiPhone XRは、廉価版という位置付けではありませんでした。先ほどもお伝えした通り、搭載されているCPUは同時に発表されたiPhone Xs/Xs Maxと同じです。
iPhone XRの予約開始まではまだまだ時間があるし、iPhone Xs/Xs Maxを手にとって見てからどちらにしようかと考えることもできます。2018年モデルを購入しようと考えている方は、本命のiPhone XRにするかiPhone Xs/Xs Maxを奮発して購入してしまうか、しっかり考えてから選択するようにしてくださいね。