iPhone修理のダイワンテレコム新宿本店でございます。
以前のブログでもお伝えしましたがiPhoneのロックを解除する事が可能な「GrayKey」という機器をご紹介しましたが、iOS12ではツールを使っても解除が出来なくなったようです。
iPhoneXまでロック解除が可能だった
「GrayKey」はアメリカのFBI等が捜査目的などで購入しておりプライバシーを尊重するAppleは以前から頭を抱えていました。2018年の3月の時点では当時最新のiPhoneXまでが「GrayKey」を使えばロック解除が可能だと伝えられていました。
iOS12でロック解除不可能
iOS11までは「GrayKey」の技術でiPhoneのロック解除する事は可能でしたが「GrayKey」について詳しい人物から得た情報ではiOS12以降のOSを搭載したiPhoneではロック解除が不可能になっているとの事です。
正確には「GrayKey」を使えばiOS12搭載のiPhoneに対して一部の抽出しかできずファイルは全て暗号化されていたり、ファイルサイズとフォルダ構造といったメタデータしか得る事が出来ないのです。
Appleはプライバシー尊重
アップルはプライバシー尊重を徹底しておりCEOのティム・クック氏は「第3に、企業はデータがユーザーのものであることを認識し、人々が自分自身のデータを修正、削除したり、そのコピーを簡単に入手したりすることができるようにすべきである」
「第4に、誰もがデータを安全に守る権利がある。安全性はデータプライバシーとプライバシー権の柱だ」とTwitterでコメントを残しています。
過去にAppleの弱点を発見してきたセキュリティソフト企業ElcomSoftのウラジミール・カタロフ氏は、AppleがどのようにしてGrayKeyに対する対策を行ったかは全く分からないと、お手上げ状態な為、当面はiPhoneのブライバシーが破られる心配はないと思われます。
引用元:Forbes