
iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。
ドイツ・ベルリンで10月14日(現地時間)から開催される「ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST) 」は、スマートフォンやパソコンと利用者の情報伝達を、新しい形で行う研究の発表会が開催されます。
その中で、様々な研究内容の中でもちょっと気を引くものがあったので紹介します。
スマートフォンに「指」があったら超便利?
MobiLimb(モビリム)では、スマートフォンに指のようロボットデバイスを取り付けることで、「Tool」・「Partner」・「Medium」の3つの役割を果たすことを、研究し開発を行っているプロジェクトです。
MobiLimbの「Tool」とは
MobiLimbを装着したスマートフォンにメッセージが届くと、着信通知をMobiLimbがスマートフォンのおいてある場所を「トントン」叩いて知らせてくれます。これならメッセージの見落としなどはないでしょう。
他にもMobiLimbを左右に倒すと、スマートフォンのモードを切り替えることができたり、動画の閲覧がしやすい角度のスタンドになってくれたりします。他にもスマートフォンを移動させることや、MobiLimbに取り付けたアタッチメントを使えば、スマートフォンに備わっている機能を増強することが可能です。
MobiLimbの「Partner」とは
これはスマートフォンに表示させたバーチャルキャラクターの一部になって、動いていろいろなことを伝える機能で、例えば猫をスマートフォンに表示させた状態で撫でて上げると、実際の猫がしっぽをふるという動作をMobiLimbが表現してくれます。
また人が持つ好奇心などの感情表現を、MobiLimbを動かしてシミュレートすることもできると紹介されています。
MobiLimbの「Medium」とは
これは新しい表現方法で、スマートフォンに送られてきたメッセージの中で、絵文字が使われているとその表情をMobiLimbに伝え、握っている手や腕を触ったり擦ったりして、メッセージを感覚として表現することができるようになります。
またアタッチメントを変更してペンをもたせると、送られてきた簡単なマークを書くことができます。このような新しい操作や感覚を伝えてくれるのがMobiLimbなのです。
その他にもMobiLimbは入力デバイスにもなる
MobiLimbは動きでいろいろなことを伝えるだけではなく、表面を触ることでスマートフォンの操作ができるようになっています。さらに指先は取替可能なモジュール式になっていて、その詳細な設定を対話型で実施できるので、難しいプログラミングなどは必要ありません。
また人間の指のように見せるカバーも用意されているので、パット見たとき「スマートフォンから指が生えてる」と勘違いしてしまうかもしれません。
でもそのスマートフォンに生えたもう一本の指は、今までにないスマートフォンの増強デバイスとして、いつの日か発売されることでしょう。
MobiLimbの紹介動画はこちらです。まずは一度、ご覧いただけるとその凄さが伝わってきます。