
iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。
少し前に話題になった、バッテリー劣化したiPhoneの動作スピードが遅くなる問題。
Appleは、iPhone SEやiPhone 7などの7機種に「突発的なシャットダウンを防ぐため、ピーク性能を低下させるプログラムを搭載している」と発表していました。
しかし、どうやらこのプログラム、昨年発売されたiPhone 8/8 Plus/Xにも埋め込まれているようなのです。やはり、使い続けていると性能は低下するのでしょうか…?
iPhoneの動作スピードが遅くなる問題について
2017年末、海外掲示板Redditで「バッテリーを交換したiPhoneの動作が速くなった」という書き込みが注目を集めました。
また、ベンチマークアプリGeekbenchなどを開発しているPrimate Labsのジョン・ポール氏も「バッテリーが古くなったiPhoneのパフォーマンスは大幅に低下する」という実験結果を公表しています。
これらが意味するのはすなわち、Appleが意図的にiPhoneの速度を制御し、ユーザーに買い替えを促す戦略ではないか?ということ。
この問題に関してAppleは後に声明を発表。iPhone6以降の端末には突然のシャットダウンを防ぐためにパフォーマンス管理機能を埋め込んでいると認め、措置として対象機種のバッテリー交換費用を期間限定で値下げすると発表しました。
iPhone 8/8 Plus/Xも同様の機能が埋め込まれていることが判明
2018年10月30日、Appleは最新iOS12.1を発表すると同時に、新ページ「iPhone のバッテリーとパフォーマンス」を公開しました。
そこには、これまでiPhone7以前のものだけだと思われていたパフォーマンス管理機能が、iOS12.1以降ではiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xにも組み込まれていると記載されています。
では、iPhone8以降もやはり使い続けていると性能が低下してしまうのでしょうか?
Appleによると、これらのモデルはハードウェア面でもソフトウェア面でもより進化した設計になっているため、パフォーマンス管理の影響は目立ちづらいかもしれない、とのことです。
とは言っても、現時点でその影響はどれほどのものか不明。今後、アップデートを行うことで性能低下が進む可能性もあります。
まとめ
「iOS12.1からiPhone8以降にもパフォーマンス管理機能を埋め込んだ」ということは、Appleも性能低下を起こさない対策をそれなりに講じているのでしょう。
ただ、その影響がわからないのはやっぱり心配なところ。
iPhone8〜iPhone Xは発売から約1年が経過するので、使い方によってはバッテリーが劣化している場合もあるでしょう。
Appleは2018年12月31日まで、iPhone 6〜iPhone Xのバッテリー交換費用を値下げしているので、速度低下が心配な方は期間中に交換しておいたほうがいいかもしれません。