
韓国サムスンが、かねてより噂されていたフリップ式スマートフォン「W2019」を発表しました。同機はサムスン初のイヤホンジャック非搭載端末です。
2枚の液晶画面+物理キーが特徴
W2019は、本体の表と裏に液晶画面を持ち、従来型携帯電話のように物理キーを搭載する「フリップ式スマートフォン」と呼ばれる端末です。
2枚の液晶はそれぞれ4.2インチで、有機ELの一種「スーパーAMOLEDディスプレイ」が採用されています。画面を開いた状態では物理キーで、閉じた状態では通常のスマホのようにタッチ操作が可能です。
プロセッサは最新のSnapdragon 845、RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBもしくは256GBから選択可能。背面カメラに1200万画素のデュアルレンズ、前面カメラには800万画素のシングルレンズを搭載します。昨年発表されたW2018からは大幅な進化を見せました。また、W2019はサムスン初のイヤホンジャック非搭載端末です。音楽などを聴く際はUSB-Cイヤホンを使う、Bluetooth搭載ヘッドフォンなどを使う必要があります。
日本での販売予定はいまのところなし
W2019は韓国と中国でのみ販売され、日本での販売予定はいまのところありません。
そして、お値段はなんと18,999元(約31万円)…。
スペック自体は非常に高いのですが、果たしてこれほどのラグジュアリースマートフォン、どれほどの人が購入するのでしょうか…?
サムスンはイヤホンジャック非搭載のiPhoneをディスっていた
以前、Appleがイヤホンジャック非搭載のiPhone7を発表すると噂になった時、サムスンは新製品発表会の場で「Galaxy Note7にはどんな機能があると思いますか?イヤホンジャックです!」とわざわざiPhoneをディスっていました。それから約2年。サムスンはあれほどディスっていたイヤホンジャック非搭載スマホを発表したわけですが、同社は今後他のモデルにおいてもイヤホンジャックを無くす可能性があると噂されています。
まとめ
世界のメジャースマートフォンiPhoneに加え、サムスンまでもがイヤホンジャック非搭載端末を発売すれば、この流れは今後さらに加速していくでしょう。ちなみに、サムスンは以前からiPhone XやGoogle Pixel 3 XLのノッチも盛大にディスっていますが、数年後にはノッチ付スマートフォンを発売しているかもしれません。もちろん企業が成長するには、一つの概念に固執することなく、時代の変化に応じて柔軟に対応する必要があるでしょう。しかし、消費者から見れば「一貫性がない企業だなぁ」と感じてしまうのも事実です。
引用元:iPhoneマニア
引用元:engadget