こんにちは
アイフォン修理のダイワンテレコム大阪梅田店です。
先日「AppleがiPhone XRの減産に踏み切った」と報道されましたが、その後iPhone XSシリーズについても減産されることがWall Street Journalの報道によって判明しました。
Appleの売上はこのまま低迷していくのでしょうか?
高騰するiPhoneの価格が原因か
今年9月に発表されたiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR。いずれもAppleが思い描いていたような売上には届いていないようです。
Appleは先日、特に売上が悪いiPhone XRの減産をサプライヤーに指示。当初予定した生産台数7,000万台を、10月末には1/3の2,300万台まで減らし、さらに今四半期には400〜500万台の減産がされるのではないかと噂されています。
さらに、上位モデルのiPhone XSシリーズについても同様のようです。
XSシリーズは最低価格112,800円でiPhoneシリーズ史上最も高い端末です。これまでは景気の良かった中国市場を中心に需要が保たれていましたが、その中国経済にも陰りが見え始めたため、今回Appleは全モデルの減産に踏み切ったようです。
Appleの売上に大きな影響はないと推測
iPhoneはAppleの主力製品であり、そのiPhoneが減産となれば気になるのは売上。
販売台数が減れば売上も下がると思いがちですが、Appleの場合はそれほど大きな売上低下にはつながらないようです。
というのも、AppleはiPhone1台あたりの価格を年々上げているため、販売台数が減っても売上は確保できるとのこと。その証拠に、2018年第4四半期の決算ではiPhoneの販売成長率が0%だったにも関わらず、売上は29%上昇しています。
ただし、iPhoneの利益率は年々下落している、という噂もあるため、「売上」ではなく「利益ベース」で見たら芳しくない状況であるのは確かです。
あとは、年末年始に控えるホリデーシーズン需要でいかに販売できるかが勝負です。12/25のクリスマス前後は消費者の財布の紐も緩み、例年iPhoneがよく売れる時期でもあります。
まとめ
iPhoneのスペック自体は年々上昇していますが、それ以上に気になるのはやはり価格です。
これまでは新iPhoneが登場する毎に買い替えていた人も、さすがに10万円超えではそう簡単に買い替えるのは難しいでしょう。
スティーブ・ジョブズが以前言っていた「ライバルが10本のバラを贈ったら、君は15本を贈るのかい?」というセリフが思い出されます。今後のスマートフォン競争において、スペックありきでの勝負が難しい立場に立たされるのは明白でしょう。
最近は革新的な製品を発表していないと揶揄されるAppleですが、テクノロジー企業のトップとして、引き続きわたしたちを驚かすような製品発表を続けていってほしいものです。