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2018年、AppleはiPhone XS/XS MAX、さらに、iPhone XRを投入しましたが、芳しい販売数の伸びを実現できていないようです。新型iPhoneの販売不振について様々に報道されますが、それはApple自身が望んでいることではないでしょうか。
2018年のiPhoneよりもっと前を振り返ってみると、失敗事例としてあまりに有名なiPhone 5cがあります。
iPhone 5cは、通常進化モデルのiPhone 5sと共に発売され、機能性能は1世代前のiPhone 5並みとし価格を抑え、カラフルなボディカラーで「手ごろで買いやすい」iPhoneのポジションを狙いましたが見事に失敗しました。
iPhone 5cによってカラフルポップなボディカラーはチープなイメージが固定化してしまったかもしれません。
「手ごろで買いやすいiPhone」の地位を確立したのは、2016年3月に発売となったiPhone SEでした。
iPhone 5sの筐体と、iPhone6sの性能機能を合わせる事で、開発費を抑え安価に販売されましたが、外見的には通常モデルと同様のシックなボディカラーでチープ感のない「小さな高級機」として登場しました。
その後iPhone SEは2年半の長きに渡って「小さな高級機」として、手頃でも高級感のあるiPhoneらしいiPhoneのポジションを担い続け、数度の値下げを経て、安価にiPhoneを手に入れたいニーズに応え続けていました。
全てに満足のゆく性能・機能だった訳ではありませんが、納得のゆく性能・価格・質感を高次元でバランスさせた稀代の名機で、「小さな名機」として今でも多くのユーザーから愛される存在です。
かつてはiPhone SEが担っていた「手ごろな価格のiPhone」が今は存在しません。
現行モデルの中で、iPhone 7は値下げされて50,800円となり、発売当時のiPhone SEを下回っていますが、iPhone SEは旧機種が値下げされて52,800円になったわけではありません。
「小さな高級機」としてニューモデルとして登場しながら52,800円というプライスだったのです。
そこには、「値下げされた旧機種」というイメージはありませんでした。
Androidスマホにも10万円を超える高級機がありますが、どのメーカーも初~中級向けの安価なモデルを用意しており、ユーザーの価格を含めた様々なニーズに応えられるラインナップですが、Appleだけが安価で手頃な端末を望むユーザーの要望に応えられていません。
Appleは、10万円前後の最新トップモデルを最も売れる端末にしたいようですが、それは無理な相談ではないでしょうか。10万円超のAndroidスマホは存在しても、それがメーカーのトップセールスではありません。
販売台数や売り上げを稼ぎ出しているのは、手頃で買いやすい初~中級機である事をAppleは無視しています。
販売台数よりも収益性重視へ
これらの事を考え併せると、Appleが販売台数は多くなくて良いと考えているように思えます。
実際、Appleは2018年第4四半期から、機種ごとの販売台数を公表しない事を表明し、販売台数に固執しない姿勢を見せており、安い端末を数多く売るのではなく、高額端末を小量売って収益を確保しようとしている事は明白です。
また、収益の中心を従来のハードウエア販売から、映像や音楽などのソフトウエアにシフトしようとしている様子も見て取れます。
そうした方針は間違ってはいないと思いますが、ソフトウエアはAppleのデバイスがユーザーに数多く行き渡っていえこそ収益を上げられるのですし、高額端末だけのラインナップでは、他社からの乗換えの増加は望めない事などを勘案すると、現在のAppleの方向性は、近い将来の「ジリ貧」を想像させ危うさを感じさせます。
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