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今は携帯電話会社経由ではMicrosoft社製の「Windows 10 Mobile」を搭載したモデルが発売されていないため、「Microsoftがスマートフォンを発売していたのか」と思う人も多いと思います。実はiPhoneやAndroidスマートフォンが登場する前から、Microsoftはスマートフォン用のOSを開発して発売していたのです。
しかしスマートフォン市場でのシェアを失い、これ以上スマートフォン用OSで戦ってもAppleやGoogleには勝てないことからMicrosoftはWindows 10 Mobileのサポートを終了し、スマートフォン市場から撤退するため他のスマートフォンに乗り換えることを推奨したのです。
2019年6月11日にメインストリームサポートが終了となるため、以降OSのアップデートなどの提供がされなくなります。ただセキュリティに関するアップデートは提供されるため、そのまま利用することも可能なようですが同年12月10日はセキュリティのサポートも終了となるため、安全な状態で利用し続けることは無理といえるでしょう。
例えウイルスバスターのようなセキュリティ対策アプリをインストールしていたとしても、OSという部分での脆弱性を根本的に改修するわけではないため、保存されている個人情報などが常にインターネットに流出してしまう恐れがあるということになります。そして一度、インターネットに流出してしまった情報を完全に回収することは不可能で、流出してしまった情報をどのように利用されるか想像することができません。
そのためMicrosoftは「Windows 10 Mobileサポート終了:FAQ」というサイトを公開し、今後どのようにすればよいのかと合わせて、他のスマートフォンへの乗り換えを勧めています。
もしWindows 10 Mobileを利用している人がいたとしたら、できるだけ早めに別のスマートフォンに乗り換えることを検討しましょう。
あの巨大企業であるMicrosoftでさえ、スマートフォン用OSではAppleやGoogleに勝つことができませんでした。
2011年にauから発売されたIS12TはWindows Phone7を搭載したスマートフォンで、発売当時家電量販店にMicrosoft社から社員が派遣され、店頭で宣伝するという一大イベントを展開していたのです。
その時に派遣された社員の方から聞いた話では、iPhoneを研究してレスポンスを快適にしたことや、操作性を重視してOSを開発したことを伺いました。当時、他のスマートフォンに提供されていなかったモバイル用にカスタマイズされたWORDやEXCELを搭載していたため、ビジネスマンにとっては非常に注目を浴びたスマートフォンだったかもしれません。
ですがそれ以降、Windows Phoneを搭載したスマートフォンは携帯電話会社からは発売されず、SIMフリースマートフォンとして登場してきました。しかしSIMフリースマートフォンというのが、まだ浸透していなかったため一部のコアなファン層にしか流行らず、結果的に撤廃となってしまったのです。
実はスマートフォン用OSはWindows 10 Mobileだけではなく、Firefox OSやBlackBerry OSなど、今までいくつものスマートフォン用OSが登場しては消えていっています。消えてしまう理由はいくつもあるかもしれませんが、すべてはiPhoneやAndroidにシェア争いで勝つことができなかったためです。
MicrosoftのWindows 10 Mobileは2019年で終了を迎えることになってしまいましたが、Microsoftもまだ諦めているとは限りません。今後スマートフォン市場を見て、新しいスマートフォン用OSを開発し、iPhoneやAndroidと肩を並べるような新たなスマートフォンを世に送り込んでくるかもしれません。
その時に期待したいですね。
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