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アイフォン修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。
4月24日、MMD研究所は、大手モバイル通信6社のユーザーに対して、通信会社の乗換えの意向に関する調査を実施しました。
調査期間は4月2日~4月7日で、有効回答数は2,100、男女比61.3%:38.7%、年代構成では、20代:16.4%、30代:24.0%、40代:20.8%、50代:18.9%、60代:19.9%でした。
調査対象の通信会社大手6社とは、「NTTドコモ」「au(KDDI)」「ソフトバンク」のキャリア3社に、サブブランドとして「Y!mobile」と「UQmobile」、MVNOから契約数トップの「楽天モバイル」を加えた6社です。
本調査に先立って実施された予備調査によれば、各社のユーザーの「乗換え」の意向(検討している)は以下の通りです。
・ NTTドコモ…14.4%
・ au(KDDI)…15.5%
・ Softbank…23.3%
・ Y!mobile…20.4%
・ 楽天モバイル…13.6%
・ UQmobile…25.6%
乗換えを検討しているユーザーは、6社平均で18.8%でした。
約2人に1人が他社への乗換えを検討している事になります。
「NTTドコモ」「au(KDDI)」「楽天モバイル」のユーザーは乗換えの意向は比較的低め、「Softbank」と「Y!mobile」「UQmobile」のサブブランド系は、20%超で若干高めとなっています。
「楽天モバイル」はMVNOですが、乗換えを検討している人の割合が大手キャリアを含めても最も少なく、「検討した事はない」人の比率が高く、定着率の高さを表しています。
一方、UQmobileは、乗換えを検討している人の割合が最も多く、「検討した事はない」では最も少なくなっていて、ユーザーが多分に流動的である事を表しています。
続けて、前問で「乗換えの意向がある」と回答した人に、乗換えを予定している時期に関して聞いたところ、「3ケ月以内」と回答した人が平均16.6%、「3ケ月以内」「半年以内」「1年以内」を合計した、今後1年以内の乗換えを予定している人は、平均で55.3%でした。
大手キャリア間、サブブランド、MVNOへは問わず、とにかく他社への乗換えを検討している人は、海渡社の半数に上り、乗換えの意向が高いことがわかります。
面白いのは、楽天モバイルを除くと、大手キャリアでもサブブランドでも乗換え意思の割合に大きな差はなく、大手キャリアユーザーだから、継続意識が特別強いと言う事はないようです。
事前調査を踏まえて、「2年以内に乗換えを県としている」と回答した2,100人に対して本調査を実施、それぞれの通信会社の利用期間を聞いたところ、大手キャリア3社では、5年以上が最も多く、特にNTTドコモでは60%以上が5年以上の継続ユーザーです。
一方、サブブランド2社と楽天モバイルには5年以上のユーザーはおらず、最長でも3~5年、最も多いのは1年以上2年未満となっており、利用年数が大手キャリアに比べてかなり短い事が特徴的です。
特にUQmobileの「1~2年未満」ユーザーの比率がダントツに高くなっています。
ちなみに、この3社の開業は揃って2014年(※)ですので、5年以上のユーザーは存在しません。
※Y!mobileがSoftbankのサブブランドになり、UQmobileはUQコミュニケーションズの運営となり、楽天モバイルが楽天の運営となり、現体制となったのは2015年です。
こちらは、現在利用中の通信会社の前は、どの通信会社を利用していたかを聞いたもので、大手キャリア3社には30%以上の乗換え経験のないユーザーが存在し、特にNTTドコモでは、半数以上が乗換え経験のない、「生粋の」ユーザーと言う事になります。
必然的に、大手キャリア他2社を含め、他社からの乗換えユーザーの割合が少なく、「最初からずっとドコモ」という生え抜きのユーザーが多いのが特徴的です。
また、当然と言えば当然かもしれませんが、サブブランド・MVNO→大手キャリアの乗換えユーザーは多くなく、大手キャリア→格安通信の乗換えに偏っている事がわかります。
一方、サブブランド、MVNOでは、大手キャリアからの乗換えユーザーが多く、Y!mobileでは同ソフトバンクグループのSoftbankから、UQmobileもKDDIグループのauからの乗換えユーザーが最多となっています。
楽天モバイルは、乗換えユーザーの大手キャリア比率はほぼ同等で、キャリア3社から均等に乗換えユーザーを受け入れていますが、Y!mobileからの乗換えユーザーが6.0%と多めなのが特徴的です。
UQmobileでは、大手キャリア3社以外では、楽天モバイルから17.5%、Y!mobileから4.5%の乗換えユーザーがいますが、楽天モバイルと、Y!mobileの乗換えユーザーにおけるUQmobileの割合は特に多い訳ではなく、乗換えの流れは、楽天モバイル・Y!mobile→UQmobileに多少偏っている様子が見てとれます。
また、楽天モバイルとY!mobileには、通信会社の最初の利用時から利用している「乗換え経験がない」ユーザー(生え抜きのユーザー)の割合が5~6%と一定数いるのに対して、UQmobileには生え抜きのユーザーがあまりいない事も特徴的です。
こちらでは、現在の通信会社に乗り換えた理由を尋ねています。
やはり「料金プラン」に魅力を感じるのは「安さ」であり、サブブランド・MVNOで比率が高くなっています。
また、連日TVCMなどで訴求されている、auとSoftbankのキャンペーンは浸透している様子がわかります。
楽天モバイルの「ポイントが多く貯まりそうだから」の割合がダントツで多く、楽天のポイント制度を活用したいと考えるユーザーが多い事が良く分かります。
この辺りは、先の設問での「定着率の高さ」にも影響しているのかもしれません。
楽天モバイルは、料金に応じて楽天スーパーポイントが付与され、貯まったポイントで料金等の支払いも可能となっており、楽天モバイルも含め、ありとあらゆるサービスが網羅された楽天経済圏でのポイントを貯める・使うが如何に浸透しているかを物語っているようです。
こちらも引き続き、現在の通信会社に乗り換えた理由を聞いています。
「大手キャリアの縛りが嫌だったから」や、「周囲の人が使っていたから」などの定番の理由の他にも、「家族割を利用したかったから」が大手キャリアに集中している一方、「携帯料金をとにかく安くしたかったから」は、サブブランド・MVNOに偏っています。
先日、ドコモが新たな分離プランを発表し、条件付きで、従来料金よりも4割の値下げとなる事をアピールしていましたが、その条件とは「複数回線での利用」で、キャリア側もユーザー側も、大手キャリアを使う理由に「家族利用での割引」が共通認識であることがわかります。
また、料金に関しては、大手キャリアが分離プランを提供してもなお、料金が割安なのはサブブランド・MVNOであるという認識は変わらず、特にサブブランドの2社では7割近いユーザーが乗換え理由に挙げています。
楽天モバイルも「料金の安さ」は56.1%の人が理由として挙げていますが、サブブランドよりは少ない数値となっていますが、実際の料金はサブブランドの方が割安と言う訳ではないので、楽天モバイルを選ぶユーザーは料金よりも、何か別の事を重視する傾向があるのかもしれません。
こちらは、今後乗換えるとしたらどの通信会社を選ぶかという設問です。
この調査結果から、大手6社の乗換え先を抽出して一覧にしたのがこちらです。
「桃:最も乗り換えたい通信会社=5ポイント」
「黄:2番目に乗り換えたい通信会社=3ポイント」
「緑:3番目に乗り換えたい通信会社=1ポイント」
乗換えたい順位をポイント制にしてスコア化したものです。
ドコモは、auからの乗換え希望1位(5P)、Softbankからの乗換え希望2位(3P)、楽天モバイルからの乗換え希望3位(1P)で、合計9ポイントとなります。
スコアを見ると、Y!mobileが乗換え先として最も支持されており、逆に楽天モバイルが6ポイントで最も支持されていないと言う事になりました。
傾向としては、大手キャリアユーザーは大手キャリア間での乗換え希望が多く、例外として、KDDIのUQmobile、ソフトバンクのY!mobileなど、グループ内の格安通信への乗換え希望が高くなっています。
楽天モバイルがスコア的に低かったのは、比較相手が大手キャリアとサブブランドで、楽天モバイルだけがどのグループにも属していないためで、これは楽天モバイルのみならず全てのMVNOに言える事で、大手キャリアからグループ企業以外のMVNOへ乗換えが進まない事を示唆しているように思います。
「通信サービス別乗換え検討先」の調査結果から、大手キャリアと、Y!mobile、UQmobileへの乗換え希望者を除いた割合=つまり、楽天モバイルを含むMVNOへの乗換え希望者の割合は、NTTドコモ41.2%、au36.0%、Softbank28.0%でした。
最もMVNOへの乗換え希望が多いドコモで4割程度、最も少ないSoftbankでは3割未満の割合いで、乗換えを希望するユーザーの6~7割は、大手キャリア間での移動を希望していると言う事になります。
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