
こんにちは
アイフォン修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。
かつてHuaweiは「プランB」という表現で、将来的にGoogleとの関係性が悪化した場合の想定を語っていましたが、まさに今、その時が訪れています。
米商務省産業安全局(BIS)が、中国Huawei(華為技術)とそのグループ企業68社を「エンティティリスト」に加えた事から、Huawei製スマホは、GoogleのOS「Android」への一部アクセスを禁じられました。
現状では、機発売済みのHuawei製スマホに関しては、従来通りの対応が行われていますが、今後発売される新モデルを含め、Android-OSの搭載や、アップデートが提供される保証はなくなりました。
これに対して、Huaweiは独自OSを搭載したスマホの発売へシフトする可能性がありますが、2012年に開発が始まったとされるHuaweiの独自OSを搭載したスマートフォンは、果たして世界で人気を博す事ができるのでしょうか。
アプリのないスマホはただの薄っぺらい箱
スマートフォンは、アプリあってのものです。
アプリがなければ、如何に優れた性能も機能も活かすことはできませんし、日々の電話やメール、SNSさえままならない「でくの坊」のような薄っぺらい箱に過ぎません。
実は、過去にも独自OSを搭載したスマホが発売されていますが、大きな人気や支持を得る事はありませんでした。
例えば、Microsoftは「Windows Phone」を発売していますし、Samsungも独自OS「Tizen」搭載のスマートフォンを発売していますが、人気はイマイチぱっとしません。
アプリ開発者の立場から考えれば、全体の98~99%を占めるAppleのiPhoneやiPadに搭載される「iOS」と、世界中の多くのスマホメーカーが採用するGoogleの「Android」の2つのOS向けのアプリを優先的に開発するのは至極当然と言えますし、残りの1~2%のための第3のOS向けのアプリ開発は行わなくても不思議はありません。
そういう意味では、世界のアプリ開発者がHuaweiの独自OS向けのアプリ開発に取り組む可能性は低いと見られます。
現在、Google Play Storeへのアクセスが禁じられている中国国内では、Huaweiスマホが独自OSに切り替わっても大きな支障は生じないと思われますが、中国以外の多くのユーザーにとって、Huaweiの独自OS搭載スマホは「ただの箱」になってしまう可能性も高いと言う事になります。
そうなれば、世界第2位のスマホメーカーとしての立場を維持するのは難しくなりそうです。