アイフォン修理のダイワンテレコム池袋店です。
新型コロナの影響もあり、通常の世の中とは違う側面がたぶんにある状況ではございますがここ最近は「カメラ」に関する修理依頼やお問い合わせ・ご相談が非常に増えています。
いつもなら「旅行に行った際の写真撮影」や、「桜の写真」、「子供の運動会」などなど、行動と写真撮影がリンクしていることが多いです。しかし今は、リモートでの会議やオンライン飲み会なんかで携帯を使用するケースが多いこともありカメラトラブルに関する依頼が増えているようです。
iPhoneはインカメラ(おもて)とアウトカメラ(うら)の二つが搭載されており、そのどちらかが使えなくなってしまうというケースが多いです。もちろん、どちらも共に使えなくなってしまうケースもあるのですが、今回はこのカメラトラブルにフォーカスをあてて、実際の修理風景の写真を交えてご紹介していこうと思います。
今回修理の依頼を頂いたのは「iPhone7Plus」で、背面カメラが写らなくなってしまった というご相談でした。端末を確認したところ、液晶・ガラス共に問題ない状態でしたがm、表面についているガラスフィルムは割れているというものでした。お客様にも落下させた認識があり、まさに落としてから使えなくなったとのこと。
背面も目視では損傷等ございません。内部のカメラパーツが壊れていると考えて良いのかなと思います。カメラ自体は内部に何層も重なったパーツとなっていますので、内部の層が割れているか、内部電気回路が壊れている・・という感じではないでしょうか。
まず最初の工程として画面を外す作業に取り掛かります。液晶(フロントパネル)と本体(基盤側)は両面テープのようなもので接着されていますので、液晶に強い負荷をかけないように慎重に外す必要があります。また、ケーブルは非常に脆い構造になっておりますので、取り外す際にケーブルや接続部が痛まないようにしっかり注意しながら施工していきます。
取り外したネジは非常に微細ですが、元に戻す際にもちろん使いますので、なくすことがないようにしっかりと管理しましょう。長さ、太さがそれぞれ違うため、違う場所に使うと基盤を痛めることがあります。同じ場所に同じネジを使えるように、わかるようにしておきましょうね。
次はアウトカメラを外す作業です。
黄色い枠の部分がそれに当たります。カメラは振動でズレることがないように鉄板で固定されていますので、まずは鉄板を取り外す作業ですね。また、カメラ周りは磁力による誤反応が発生しないように磁力のないネジが採用されています。磁力のあるドライバーを使っていてもこの部分では通用しないので、ピンセットでつまむ必要があります。非常に小さなビスですので、飛ばさないように注意しましょう。
鉄板を取り外すことが出来たら、接続部分を外します。
これでカメラパーツ自体が外せるようになりました。iPhone7Plusの背面カメラは2個のカメラがくっついて1つのカメラとなっています。
ここまでくれば、あとは新しいカメラパーツを接続させて、鉄板で固定・・と元に戻していく作業になります。鉄板の向き(表裏)や、ネジの場所がすべて元通りになる必要があります。お客様には見えない部分ですが、電気抵抗が変われば別の問題を発生させることもあります。出来る限り良い状態、良いコンディションでご返却できるように最後まで注意深く作業しています。
作業完了となりましたので、動作テストをおこないます。受付時(お預かり時)には背面カメラは起動せず、まったく映らない状態でしたが果たしてどうでしょうか。
無事、表示は復活しました。前後の切り替えも出来ており、ピント機能の反応確認もおこないましたが異常なしです。無事、完全復活ですね。
今回の修理はiPhone7Plusの背面カメラ交換で、
作業時間:30分程度
修理費用:14,800円(税別)
でのご案内となりました。
もっと古い機種から、最新機種までほぼすべてのパーツを取り揃えておりますので、基本的に当日預かりの当日返却で対応可能です。カメラが壊れたまま使っている方、いらっしゃいましたらぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。
もちろんご相談・お見積りは無料です。
iPhone修理をご検討中の方の参考になれば幸いです。
池袋店
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