iPhoneの故障原因・修理前に試したい対処法

[公開日:2022/06/03]
お客様からの故障のお問い合わせでよくお聞きするのは次の通りです。
・画面の故障(割れ、表示不良、タッチ不良)
・充電の減りが早い
・起動しない
iPhoneを利用している方の中で、これらの故障の経験がある方も多いのではないでしょうか。
上記に関する詳しい内容について解説します。
 
iPhoneの内部故障とは、iPhone内部の部品やシステムに関する故障を意味します。内部に関する主な故障原因は次の3つです。
 
・バッテリーの劣化や膨張
・水濡れや水没
・システムの故障や不具合
 
前述したとおり、内部故障の原因が判別しにくいのが特徴です。
iPhoneに何らかの不調を感じた場合は、専門業者に診断してもらうことをおすすめします。
 

1.バッテリーの劣化や膨張

iPhone内部の故障原因としてバッテリーの劣化や膨張が考えられます。前述したとおり、バッテリーの寿命は2年程度です。しかし、バッテリーの使用状況によってはそれよりも早く劣化してしまい、交換に至るケースも少なくありません。
 
また、バッテリーの膨張とはバッテリー内部の電解質が酸化し、ガスが発生して膨らむことです。バッテリー膨張をそのままにしていると画面の浮きや内部圧迫を誘発し、別の内部故障を引き起こす危険があります。また、発火や爆発の危険もあるため、注意が必要です。
 

2.水濡れや水没

水濡れや水没も内部故障の原因の1つです。最近のiPhoneには防水機能が備わっており、多少の水濡れでは故障しません。
 
しかし、完全防水ではないためお風呂やトイレ、海などに水没させてしまうと故障します。また、多少の水濡れだったとしても、充電ケーブルの挿入口や画面の割れた部分などから水が浸水すれば、内部故障を引き起こしかねません。
 

3.システムの故障や不具合

システムの故障や不具合による故障も確認されています。システムの故障や不具合の要因として挙げられるのが、iOSアップデート中のネットワーク障害です。
 
iOSのアップデート中にネットワーク障害が起きると、iPhone内部にあるシステムの破損を誘発し、システム故障や不具合を引き起こします。特に、自動アップデート機能はネットワークが不安定な状態でもアップデートしてしまう点には注意しましょう。
 
 
外部故障とはその名の通り、iPhone外部の故障を意味します。主な外部故障の原因は次の3つです。
 
・落下や強い衝撃
・純正品以外の充電ケーブルの使用
・本体の経年劣化
 
画面割れははっきり破損箇所がわかるため、誰でも原因を判断しやすいです
一方、純正品以外の充電ケーブルの使用や本体の経年劣化が原因の場合は判断が難しいでしょう。
 
 
ここでは、故障原因ごとの特徴について詳しく解説します。
 

1.落下や強い衝撃

落下などによってiPhoneに強い衝撃が加わると、外部故障につながります。さらに、落下だけでなく、iPhoneの上に物を落としたり、踏んでしまったりといった原因で外部故障となるケースも少なくありません。
 
また、画面のひびは水濡れによる浸水や他機能の故障を誘発するなど、二次被害にもなりやすいため注意が必要です。
 

2.純正品以外の充電ケーブルの使用

純正品以外の充電ケーブルを使用すると、ケーブル端子の挿入部分に負担を与え、故障する恐れがあります。
 
さらに、サードパーティ製の充電ケーブルも、純正品とは構造などが異なることがあり故障の原因になりかねません。故障のリスクを低減するためにも、できるかぎりApple純正のケーブルを使用することをおすすめします。
 

3.本体の経年劣化

使用環境などによって異なるものの、本体の経年劣化によって故障するケースも少なくありません。機種変更してから2年程経過している状態で「バッテリーの消費が早い」「動作が遅い」といった症状を感じた場合は、本体の経年劣化を疑いましょう。
 
経年劣化を原因とする故障の場合は、新たな機種への変更も視野に入れることをおすすめします。
 
 
 
 
 
 
iPhoneを修理に出す前に試したい対処法は次の4つです。
 
  • 不要なアプリのアンインストール
  • 再起動やアップデートの実施
  • SIMカードの入れ直し
  • タスクの終了
iPhoneの調子が悪いと感じる場合はこれらの対処法を1つずつ試し、改善するかを確認してみてください。ここでは、対処法ごとの詳しい内容について詳しく解説します。
 

1.不要なアプリのアンインストール

使用していないアプリがあれば、アンインストールしてみましょう。使用していないアプリが多い場合、インストールしているだけでもスマホの容量を使います。
 
空き容量が少なくなると、iPhoneの動作不良や動作遅延を引き起こし、iPhoneの動作などに影響を与えかねません。不要なアプリは積極的にアンインストールして、容量を確保しましょう。
 

2.再起動やアップデートの実施

iPhoneの調子が悪いと感じたら、再起動やアップデートを実施してみましょう。再起動することでメモリがクリアになり、動作が回復する可能性もあります。
 
また、iOSのバージョンが古いと動作が遅くなるケースもあります。現在のバージョンを確認し、新たなアップデートがあれば実施してみてください。iOSを最新バージョンにすることで症状の改善がみられる場合があります。
 

3.SIMカードの入れ直し

ネットワークの不安定を原因としてデータ通信などができない場合は、SIMカードを入れ直してみましょう。SIMカードを入れ直すだけでも、症状がおさまる可能性があります。
 
まずはiPhoneの電源を切ってSIMカードを入れ直し、再度起動してみてください。再起動の効果も同時に得られるため、ぜひ試しておきたい方法の1つといえます。
 

4.タスクの終了

アプリを起動している状態で画面がフリーズした場合、タスクを終了するのも対処方法の1つです。「ホームボタンの2度押し」もしくは「画面中央下から上へスライド」すると起動中のアプリが表示されます。
 
表示されたアプリを1つずつ上にスライドすることでアプリが完全に終了され、動作が改善する可能性があります。
 
 
 
 
 
 
前述の修理に出す前に試したい対処法を実施したものの、症状が改善されない場合はiPhoneの故障が考えられます。故障したiPhoneの修理依頼できる場所は次の2つです。
 
  • Appleの正規店舗
  • 専門修理業者
いずれの場所でもiPhoneを修理できますが、お住まいの地域や故障状況、契約状況によって使い分ける必要があります。ここでは、それぞれの特徴についてみていきましょう。
 

1.Appleの正規店舗

Appleの正規店舗とは「Apple Store」や「Apple公認の修理業者」の2つを意味します。Appleの保証サービスである「Apple Care+」を利用しての修理が可能です。
 
ただし、Appleの正規店舗は全国的にも少なく、お住まいの地域によっては依頼しにくいケースも少なくありません。また、修理方法は本体交換が基本となるため、データの削除を要する可能性もあります。
 

2.専門修理業者

専門修理業者とは、Appleとは直接の関わりのない修理業者です。画面やバッテリーなど部分修理が可能でデータの削除も必要としません。また、全国的に店舗数も多く、Apple StoreやApple公認の修理業者に比べて利用しやすいでしょう。ただし「Apple Care+」を利用しての修理ができない点には注意が必要です。

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