
スコットランド警察がスマホロックの強制解除装置を正式導入
こんにちは
iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム町田店です。
先日FBIがAppleにiPhoneのロック解除を命じているといった話が報じられていましたが、スコットランド警察ではサイバーキオスクと呼ばれるロックが掛かっているiPhoneから強制的にデータを抽出する装置が正式に採用されています。
プライバシー情報の保護はどこまですべきなのか
2019年12月に発生した銃撃事件が発生した際に犯人のiPhoneを押収したFBIがAppleへデータを取り出すように要求を出していましたが、AppleはiCloudから入手したデータを提出しただけで、iPhone本体のローカルデータには一切手を触れませんでした。
これについてFBIは「Appleは実質的な手助けをしていない」とコメントし、しまいにはドナルド・トランプ米大統領までTwitterからAppleを批判する事態となっています。
FBIや大統領という立場から、犯人のプライバシー以上に民間の安全が重要だ!という意見はごもっともなのですが、Appleの抜け穴を作らないという姿勢にも間違いは無いように思います。
この解決することの無さそうな争いを横目にスコットランド警察ではiPhoneのロックを解除することなく内部データを取り出すサイバーキオスクを採用することを正式に取り決めています。
スコットランドの法律では法的機関が犯罪に関与している人々のスマートフォンを無期限に押収することが可能になっているため、押収したスマートフォンから手早くデータを取り出すための端末を各警察署に述べ41台を設置し。より迅速に捜査を進めることでこれまで以上に質の良い安全を提供することが出来ると考えています。
CellebriteやGrayshiftなどいくつかの民間企業が法的機関の助けとなるために、iPhoneを始めとするロックされたスマートフォンに保存されたデータを取り出すための技術を開発しており、スコットランド警察これらの会社から端末を提供されている様子。
日本の警察でもCellebriteに協力を仰いでいる事件がいくつかあったようですので、Appleの意思とは関係なく、犯罪者のスマートフォンは赤裸々となってしまうのかもしれません。