ダークモードでの省電力効果が実証される

iOS13より追加されたされた、「ダークモード」は有機ELディスプレイ搭載機種において省電力効果があるとされていますが、実際にテストを行った実証結果が公開されています。

このテストでは、iPhone XSを使用してライトモードとダークモードで様々な比較検証行っています。

検証には、ロボットアームを使用してメールやマップアプリでのナビゲート、動画の視聴などの操作を行いバッテリー消費を確認しています。



2時間経過した時点でダークモードはバッテリー残量88％対して、ライトモードは83％。4時間経過後は72％と57％とかなりの差が生まれます。ライトモードのバッテリー残量が完全に無くなった時点でダークモードは30%もバッテリー残量を残しています。

今回は、ディスプレイの明るさを200nitに設定して検証を行っていますが、他の様々な利用条件の場合でも、ダークモードのほうが省電力効果が高いとしています。

また、ダークモードの効果は有機ELディスプレイ搭載機種で最も効果が得られます。これは、液晶ディスプレイではバックライトで画面全体を照らしますが、有機ELディスプレイは必要な画素のみが発光するという仕組みの違いによるものです。

最新機種ですが有機ELを採用していないiPhone11やiPhoneXRではここまで差が生まれないので注意してほしいとのことです。