「Spigen」から、部屋のどこにいてもiPhoneをワイヤレス充電できる中距離ワイヤレス充電技術「Cota」を搭載したケースが来年発売されます。
スマホアクセサリーブランドの「Spigen」と、中距離ワイヤレス充電技術「Cota」を開発したアメリカの会社「Ossia」は充電器を差したり直接置いたりしなくても充電できるケース「Foerver Sleeve」を、現在ラスベガスで開催中の「CES2019」で発表しました。
「Cota」は、Wi-Fiと同じ電波を使い、離れた場所にいても送信側のチャージャーから受信側の端末に組み込まれたレシーバーが電波を受け取る事で充電を可能にする技術です。この技術は最大3m〜4m程度離れた場所まで電気を送ることができ、途中に障害物がある場合や受信側が移動している場合でも給電が可能なので部屋のどこにいても充電が可能になりました。
下の写真手に持っているだけでバッテリーアイコンが充電されています。
従来「Ossia」は2.4GHz帯の周波数を使って中距離での充電を可能にしてきましたが、この周波数ではエネルギーの効率が課題とされてきました。今回、上記の周波数を2.4GHzから5.8GHzに変更する事で、エネルギー効率を向上させたと発表しています。
「Cota」は、複数台のデバイスを同時に充電できるので、部屋にいる家族のスマホを意識しないうちに充電することも可能となります。
OssiaとSpigenは、「Forever Sleeve」を2020年には発売予定、と案内しています。
「Forever Sleeve」は、最初はiPhone用ケースが発売され、その後に他のスマートフォン用ケースも発売される計画です。
source:Ossia
Photo:DigitalTrends