タッチパネルの仕組み

[公開日:2017/08/01]

ダイワンテレコム大宮店をご利用頂き誠にありがとうございます。

修理担当のYKです。

 

みなさん、普段からiPhoneを使用して気になることはありませんか?

 

!!それはもちろん画面に触れるとどうして反応するかですよね!!

 

 私が初めてiPhoneを手にしたのは「iPhone4」でしたが、その頃からずっとタッチパネルに触れるとどういう仕組みで反応するのかが気になっていました。恥ずかしながら、タッチパネルの中に無数のボタンが詰め込まれているのでは?と考えたこともあります(笑)そこで今回のブログでは意外と知られていないタッチパネルの仕組みをご紹介したいと思います。

 

・静電気

 

 iPhoneのタッチ操作は冬の乾燥した時期によく発生する「静電気」を使っています。実は人間の体には「静電気」が常に流れていて、その流れる電流をiPhoneが検知して操作することが出来るのです。(ボタンではなかったですね・・・笑)私も静電気を使って操作が出来るとは知らなかったので、これを知った時はとても驚きました。

 

・タッチ操作の仕組み

 iPhoneのタッチ操作の仕組みについてですが、iPhoneは静電容量方式と呼ばれるタッチパネル式の構造をしております。この静電容量方式とは、液晶画面の上下左右端にセンサーが張り巡らされ、これらのセンサーは一定の電荷が保たれており、静電気を帯びた指をタッチパネルに近づけるとセンサーが反応し、静電容量の変化を感知することでタッチした位置を特定、フリックやスワイプなどのタッチ操作が可能になるといった方式です。

と、難しい説明で分かりづらいですよね・・・。

 例えば、水をいっぱいに入れたコップに指を入れると水位が上昇して溢れてしまいますよね?静電容量とは電荷の蓄えられる量のことで、タッチセンサーはこの場合の溢れた水の量の変化を検知してどの位置から指が入り水が溢れたのかを計算して、位置を特定しているのです。

 

・タッチ操作が反応しない、勝手に反応する

 当店をご利用されるお客様にiPhoneのタッチ操作が反応しなくなった・勝手に反応する(ゴーストタッチ)との不具合でご相談を受けることがあります。この不具合は落下で画面が割れてしまった時に発生するケースが多く、タッチパネルの静電容量式のセンサー部分が故障・破損したことによって電流が不安定になり、電荷量を検知することができなくなるためタッチ操作不良になる可能性があります。タッチパネルの不具合だけでなく、iOSのバグ、ロジックボード(基盤)の不具合の可能性もあるので一概には言えませんが、タッチ操作不良はタッチパネルの静電容量式の不具合の場合が多いです。

 

 iPhoneは約1,300個の部品で構成されています(iPhone6の場合)。今回のブログではその中のタッチパネルの構造についてご紹介しましたが、iPhoneには驚くべき技術が詰め込まれており、まだまだ知られていないことがたくさんあります。ダイワンテレコム大宮店では、これからもiPhoneの技術を次々と紹介していきたいと思います!

・・・豆知識程度に知っておくと良いかもしれません!笑

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