こんにちは!ダイワンテレコム六本木店です。
今回ご紹介するのは、iPhone5Sの修理レポートとなります。
ご依頼を頂きましたiPhoneの症状は、リンゴマークの起動画面から進まないとの事でした。
動作確認をして色々と調べてみましょう。
本体を起動する→リンゴマークが表示される→電源が落ちる
このような感じの症状です。充電コネクタにケーブルを差し込んで検証しても同じ状態ですね。
リンゴループや今回のような症状では、考えられる原因がいくつかあります。
1、システム的な不具合によってリンゴループ、起動不良の症状が発生する。
2、バッテリーが原因で電力不足によって起動まで進まない。
3、液晶パネルやその他の部品が原因で本体が起動しない。
主な原因は上記の感じでしょうか。
今回は起動途中で電源が落ちてしまう為、バッテリーが原因ではないかとの予想です。
実際に内部にアクセスして原因の特定を進めてみましょう。
まずは本体の電源が落ちている事を確認して作業開始です。
本体下部にある特殊ネジを外して本体を開いていきます。
ここで注意がありますね!ご依頼の本体はiPhone5Sです。
そうです。ゆっくりと本体を開いていくと、このようにホームボタンのケーブルが本体と液晶パネル側に繋がっているのです。
ホームボタンケーブルを外して、本体を開いていきましょう。
そして、バッテリーコネクタを外します。
重要ですね。作業前には必ずバッテリー端子を抜いておきましょう。
ここで、今回の症状の原因と予想したバッテリーですが、新しいバッテリーを本体に仮付けして起動チェックをしてみましょう。
…はい。起動致しました!
今回の不具合の原因はバッテリーであると特定ができましたので、新しいバッテリーに交換を致します。
まずは古いバッテリーを固定している特殊な粘着テープを取り出します。
テープを取り出すのです。剥がすのではないのですね。
このように、ちょっとつまんでみると、白いテープが見えてきます。
このテープは横方向へ引っ張る事でスルスルと抜き出す事ができるのです。
千切れないように注意しながら、ゆっくりと引っ張っていきましょう。
バッテリーは2本のテープで固定されています。
引っ張り出したテープはこのような感じになっています。もう1本も取り出していきましょう。
取り出したバッテリーはこのような感じでした。
膨張している訳でもなく、特に目立った変化はありませんが内部では劣化が進んでいたのかもしれません。
そして、新しいバッテリーと交換し、元どおり組み上げる事で修理完了となります。
当店では、不具合の原因を特定するために各種診断を行い、状況に合わせた修理を行う事が可能となっております。
お客様ご自身でも原因のわからない不具合であっても、ご相談頂ければお力になれるかと思います。
何かお困りの際には、お気軽に「ダイワンテレコム六本木店」へお問い合わせくださいませ!
以上で今回の修理レポートを終了と致します。
お読みいただきましてありがとうございました!