2018年に発売された新型iPhone、XS/XS MAX/XRは揃って販売不振に喘ぐ中、この3モデルに変わって主役を張っているのは、iPhone8であり、iPhone Xですが、iPhoneにはもう1台、別の舞台でメインキャストの地位を維持しているモデルがあります。
ウェイブダッシュが発表した、フリーマーケットサイト「ムスビー」内における2018年11月の「中古携帯/スマホ売上げランキング」によれば、国内版SIMロックフリーのiPhone SEが4カ月連続の首位となりました。
iPhone SEの首位は、新型iPhoneが発売される前月の8月から4か月間連続で、「小さな名機」の面目躍如と言えそうです。
iPhone SEは、iPhone5sの筐体を流用する事で開発コストを抑え、割安な価格設定を実現しながらも、スマホ本体の性能は、当時の最新鋭機iPhone 6sに準ずる高性能ぶりで人気を博しました。
特に日本では、小柄な日本人の手にもよく馴染み片手操作が容易な4インチディスプレイモデルとして支持され、後にY!mobileやUQmobileといったサブブランド系の格安通信会社でも販売された事により、多くの日本人ユーザーに愛用されてきました。
筐体がiPhone5sであるため、3D Touchなどの機能面ではおよばないものの、基本性能は6sに準ずるとされ、その小ささゆえ、当時のiPhoneの中で最もバッテリーの持ち時間が長いという美点も併せ持っていました。
11月ラインキングでTOPをキープしたiPhone SEですが、価格は前月よりも下降しており、新型端末発売に連動する需要期は終息したようです。
総合TOP10に唯一食い込んだAndroidスマホ「Galaxy S9 SCV38」でしたが、前月19位からのジャンプアップでした。Androidスマホの11月の販売ランキングは以下の通りです。
Galaxy S9の2機種以外は、AQUOS、Xperia の国産勢がランクインしています。
首位のiPhone SEは2年半落ち、2位のiPhone 6sは3年落ち、3位のiPhone7でも2年落ちとなりますが、Androidスマホはどれも発売時期が新しいのが特徴です。
こうした中古スマホの販売ランキングを見ると、やはり、今望まれているのは、iPhone SE-2なのではないか…そんな気がしてなりません。
小さな高性能機が割安に発売される事を願ってやみません。
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