ダイワンテレコム渋谷店でございます。2月20日、LINEモバイルは、新たにau回線を使用した通信サービスの提供を開始する旨を発表しました。サービス開始は今年上期中としており、これでmineoに続くトリプルキャリアとなる事になります。
2月20日、LINEモバイルは表参道において記者発表会を開催しました。
その中で、新たにau回線を使用した通信サービスの提供を2019年上半期中に開始する旨を発表しました。これによりLINEモバイルは、既に提供中のNTTドコモ回線・Softbank回線と合わせ、大手キャリア3社全ての回線で通信サービスを提供する、いわゆる「トリプル・キャリア(※)」となります。
※トリプル・キャリアとは、1社で複数の回線の通信サービスを提供する事を「マルチ・キャリア」と言いますが、大手キャリア3社の回線全ての通信サービスを提供する事を「トリプル・キャリア」と称する場合があります。
詳細は、4月に改めて発表との事ですが、その背景にはMVNO事業全体の停滞があるように思います。
大手キャリアよりも割安な料金でモバイル通信を利用できる事から、契約者数を大幅に伸ばしてきたMVNOですが、現状、分離プラン等の導入による大手キャリアの反撃、さらには政府の意向を受けたNTTドコモの「4割値下げ」宣言など、MVNOへの乗換えの伸びは鈍化しています。
さらに、デバイスや通信などに明るいリテラシーの高いユーザーの乗換えがひと段落したとの見方もあり、鈍化した契約者獲得を再活性化させるためには、リテラシーのあまり高くない層を如何に取り込むかが重要となってきている段階と言えます。その1つが「SIMロック解除」の問題です。
以前に比べて、ユーザーが1台のスマートフォンを継続利用する期間が徐々に長くなる傾向にあり、MVNOに乗り換える際にも、新たに端末を購入せず手持ちの端末をそのまま利用する事を望むユーザーが増えています。しかし、端末には「SIMロック」がかけられているため、いくら料金が安く、希望にピッタリなプランがあり、気に入ったオプションがあっても、端末購入キャリアの回線のサービスが提供されていない場合には、面倒な「SIMロック解除」を行わなければならず、これがMVNO乗換えの障壁となるケースが少なくありません。マルチ・キャリア(トリプル・キャリア含む)化する事で、MVNOはSIMロック解除不要でユーザーを受け入れられる間口を拡大できるため、こぞってマルチ・キャリア化に向かっているのが現状です。
発表会では、「即日受渡し店舗」をMVNO最大級の600か所を目指す事や、キャンペーン、新TVSMなども併せて発表されていました。LINEmobileは、Softbank回線サービス導入時に、料金をドコモと同一とし、共通の容量で共通の料金という分かりやすい料金体系を実現していました。最も「接続料(回線のレンタル料)」が最も割高なSoftbank回線で同一料金が実現できたので、おそらく、au回線でも同一の料金体系となるのではないかと思います。詳細発表が楽しみです。
参考URL:LINE MOBILOE 公式ブログ
画像ULR:livedoor ブログ、livedoorブログ
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