スマホを2年以上利用する人の割合が増加の傾向

[公開日:2019/04/09]
筆者: 渋谷店

MMD研究所が2019年2月に13歳~59歳の男女を対象に「2019年スマートフォンの支払い方法、利用期間に関する調査」を実施しましたが、それによれば、1台のスマホを2年以上の長期間利用する人の割合が増加する傾向にあるといいます。

 

調査結果で、面白い数値が出ているものが何点がありましたので、ご紹介してみます。

 

スマホの購入方法が大手キャリアと格安SIMで異なる

こちらは、使用中のスマホを購入した際の支払方法を聞いたものですが、大手キャリア利用者と、格安SIM利用者では、大きく異なることが分かります。

 

大手キャリアでは分割購入が多く、格安SIMでは、逆に一括購入の割合の方が多くなっています。

 

これは、大手キャリアが「2年縛り+自動更新」プランを前提に、端末購入割引を付与した分割購入をセットしているためと思われ、格安SIMで取り扱う端末は元々割安なエントリーモデルや、普及機が多いことに加え、多くの事業者で分割購入の方が若干割高になる価格設定も影響しているものと思われます。

 

 

2年以上3年未満の利用者の増加が顕著

こちらは、現在利用しているスマホの利用期間の2017年~2019年の推移を表しています。

 

「半年未満」「半年以上1年未満」が減少する一方、「1年以上2年未満」が微増、「2年以上3年未満」が増加、「3年以上」がほぼ横ばいとなっています。

 

 

つまり、大まかに分類すると、短期間での買い替えが減少し、長期間利用するユーザーの比率が増加しているという事になります。

 

特に、3年程度利用する人の増加が顕著で、2017年からの2年間で約8%の増加となっています。

 

一方、「覚えていない」人の割合が減少している事にも注目したいと思います。

 

これは、あくまで筆者の印象に過ぎませんが、従来は、スマホの利用期間など大して気にしていなかったけれど、徐々に、分離プランの導入や格安SIMへの乗換えが一般的になる従って、スマホの買い替えタイミングを検討する人が増えているのではないかと感じました。

 

格安SIMユーザーはプラン内容を把握している傾向

こちらは、現在利用している通信会社のプランで、分かりにくいと感じる事について聞いたものです。

 

「わかりにくいものはない」以外の全ての項目で、大手キャリアの利用者が格安SIM利用者を上回っています。

 

すでに格安SIMへ移行したユーザーの多くが、リテラシーが高いユーザーである事も1つ理由かもしれませんが、実際、プラン内容や割引制度など、複雑で分かりにくいのは大手キャリアであり、格安SIMの料金プランやオプションサービスはシンプルで分かりやすいという印象は筆者にもあります。

 

今後、分離プランが主流となればシンプルになる可能性もありますが、割高になる端末を如何に買って貰うかという施策も登場し、ますます大手キャリアの仕組みが複雑で分かりにくいものになる可能性もあります。

 

source:MMD研究所

Photo:MMD研究所

Photo:MMD研究所

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