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iPhone修理のダイワンテレコム新宿本店です。
Google Pixel 4 実機レビューの第4回目は、屋外で撮影した写真をiPhone 11で撮影した写真と比較してみました。
撮影は、同じ場所で、できるだけ同じアングルになるように2台のスマホで続けて行いました。
両方のスマホとも、何も特別な設定はせず、通常の「カメラ」あるいは「写真」モードのままの撮影です。
まずは、屋外遠景ですが、同じ標準レンズでの撮影ですが、Pixel 4よりもiPhone 11の方が若干広角よりで、画角が広い感じがします。
また、建物や樹木などを見るとPixel 4の方が全体的に暗い印象ですが、空の青さは、iPhone 11の方が濃く写っているので、暗いと言うよりも、コントラストが弱めなのかもしれません。
緑丸の中の窓やヒサシの影などを見比べると、コントラストが弱いことが分かりますが、ピントが甘く見えてしまうかもしれません。
こちらも遠景ですが、やはりPixel 4の方が若干暗めな印象で、雲の光り方などでコントラストの違いが出ています。
園内のアーケードとワゴンの写真ですが、かなり明るさが異なって見えます。
特にレンガ敷きの通路の色はかなり異なりますが、実際の色に近いのはPixel 4です。
こちらは、アーケードとワゴンの画像から、縮小せずに同じ大きさに切り出した画像ですが、ワゴンの大きさがここまで違います。
iPhone 11がかなり広角よりである事がわかります。
というか、実際、iPhone 11のレンズは「広角レンズ」と「超広角レンズ」だとAppleが言っているので特に不思議はありませんが、実はPixel 4も、標準レンズは広角で、望遠レンズとのデュアル構成になっているのですが、実際に見比べてみると、iPhone 11がかなり広角よりである事がわかります。
リヤカーに乗せた草花のディスプレイです。
全体的に暗いPixel 4に対して、iPhone 11は明るくメリハリの効いた写真になっています。
f値は、Pixel 4の標準レンズはf1.7、iPhone 11はf1.8ですので、僅差とは言え、Pixel 4の方が明るいので、写真の暗さはレンズによるものではなくセッティングの違いかもしれませんが、レンガ敷きの通路の明るさなどを見ても、ローズガーデンでの思い出の写真として後から見た場合に、その明るさが「楽しそう」なイメージとなって感じ取れるかもしれません。
そういう意味では、明るく、コントラスト強めでキリっとした写真が撮れる点で、筆者的にはiPhone 11を推したいと思いました。
全体的なイメージで言うと、Pixel 4は「秋」な感じの写真、iPhone 11は「夏」な感じの写真と言えるかもしれません。
でも、実際には今は秋ですので、Pixel 4の表現が王道なのかもしれません。
手前のワゴンのディスプレイや、ワゴンの右側の草木はあまり差がありませんが、日が当たっている、ワゴンの左後方はかなり違いがあります。
iPhone 11は、草木の緑色はクッキリと表現していますが、レンガ敷きの通路にできた木々の「影」はほとんど飛んでしまっています。
この部分では、iPhone 11の写真はのっぺりしていて立体感がなく、確実にPixel 4の方が表現力があると言えます。
こうした日向・日陰の区別がない写真になると、随所に明るさの違いが現れます。
Pixel 4はこういう写真では全体的にトーンが暗くあまり楽しい写真にならないようです。
一方のiPhone 11は、緑丸の部分を比べると明るく写っており、花の美しさなどを華やかに表現しています。
黄色丸の部分を見ると、黄色い花の表現ではPixel 4tpiPhone 11に大きな違いはありませんが、ピンク色では花の印象がまるで違います。
後にある赤い花の表現はあまり違わないので、ピンク色(Magenta)の表現だけが違うようです。
また、緑丸の部分を見ると、iPhone 11ではクルマのボディの継ぎ目の線がはっきり写っていますが、Pixel 4では写真全体が暗めで、デフォルトの状態では継ぎ目は見えません。
画像を明るく加工すると、継ぎ目が見えてきますので、写真には情報として写っているのが分かります。
ただ、標準のままでは写真が暗くて見えないと言う事になりますが、通常は、写真加工アプリなど使わずにそのまま見る事を考えると、暗い部分の情報がまるで見えないのでは困ります。
ここからは、クローズアップ系の写真を2点ほど比較して見ます。
前述の通り、Pixel 4とiPhone 11は、明るさの表現で若干明暗の度合いが異なるのと、ピンク色や紫系の色合いの表現がかなり違うようですが、この花の花弁の色もかなり表現が異なっています。
全体的な明るさの違いに加えて、Pixel 4の写真の花弁は「紫色」ですが、iPhone 11ではもう少し赤味が加わった「赤紫色」に見えますが、筆者の目で見た色は、iPhone 11の色に近かったと記憶しています。
また、クローズアップした際の背景のボケ具合は、Pixel 4の方が若干、ボケが強いように見えます。
コチラのバラは、色合いが珍しいと思って撮影したものですが、スマホの違いで色の表現がまるで違います。
全体に淡いピンク色の花弁の所々に白い部分があって、花弁の先端に行くほど黄色みが強い色合いでしたが、本来の色あいに近い表現なのはiPhone 11の方ですが、花弁の先端の黄色みがもう少し足りない感じです。
Pixel 4の写真は、まず全体が暗いのでバラの花の華やかさが表現できていませんし、花の左上から陽射しが当たっているのですが、その事がほとんど分からないような、日陰にあるように写っています。
iPhone 11では、左上方から陽が当たっていて、花芯部分は日陰、左の花弁の先端に陽が当たっているとよく表現できています。
Pixel 4では、右端の花弁に陽が当たった様子が全く表現できていません。
なお、これだけ背景が離れていると、両機ともボケ具合は充分です。
こちらは薔薇の花を下から撮影したものですが、かなり明るさが異なります。
花弁は逆行気味ですが、iPhone 11ではしっかり花弁の形状や枚数が確認できますし、空もスッキリと明るく撮影できているのに対し、Pixel 4の写真は花ばかりでなく空も暗く、花弁も綺麗に撮影できていません。
日向などの太陽が当たっている状況下での差が一番激しいようです。
Pixel 4は明るい場所での撮影が少々苦手と言えるかもしれません。
Google Pixel 4の実機レビュー第4回は、屋外撮影の写真比較を試みてみました。
iPhone 11は基本的に写真が明るくコントラスト強めで撮影できる感じで、ピンク(Magenta)系の色合いが綺麗に表現できていました。
ただ、逆に緑色が強すぎる印象もあり、草木が黄色く色づいた様子はうまく表現できておらず、必要以上に「夏ぽく」撮影されてしまう場面もありました。
全体的に広角よりのレンズで、画角はPixel 4よりも幾分広めに撮影できていました。
一方のPixel 4は、Pixel系の写真はすごい…という前評判が頭に入っていたためか、正直、「そこまで言う程でもないな」と感じました。
あまり写真には詳しくないので、素人レベルの感想ですが、全体的にトーンが暗く、コントラストも弱めで、状況によってはピントが甘いように見えてしまうケースも見られました。
黄色・橙色系は綺麗に発色していますが、ピンク系の発色は沈んだ色合いであまりキレイとは言えませんでした。
今回はバラ園での撮影であったため、Pixel 4が苦手なピンク色・赤色などを撮影する機会が多く若干不利だったかもしれません。
標準レンズは「広角レンズ」とされていますが、iPhone 11と比べると画角が狭く、望遠レンズを備えるデュアルレンズなのですから、標準レンズは広角寄りに振っても良かったのではないかと思いました。
どちらも画質にはあまり差は感じずませんでしたので、表現の違いを好みで選んでも問題ないと思いました。
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