iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーは、長期間使えば劣化する消耗品ですが、使い方に気をつけることで寿命を延ばして長く使うことができます。
バッテリーを長く使い続けるための知識をご紹介します。
フル充電・フル放電・ながら充電は避ける
リチウムイオンバッテリーの特徴は、残量が０％になる前に継ぎ足しで充電できることです。
１００％のフル充電状態はバッテリーに負担がかかるため充電は２０〜８０％の状態に保った方が劣化抑えることができます。
反対にフル放電して充電残量が0%になっている場合もバッテリーに負担がかかります。
常に充電用のコードをつないだままにしていると、バッテリーに大きな負担がかかるので注意が必要です。例えば、充電しながらゲームや動画アプリなど起動し続けることなどは、バッテリーの劣化を進行させてしまいます。
iPhoneのバッテリーは熱に弱い
Appleでは、iOS機器の誤作動や劣化などを防ぐために0～35度の環境で使用することを推薦しています。バッテリーを高温の状態で長く放置し使用することは、寿命を短くする原因です。
反対に、極端に低温な場所で使用する場合も、バッテリーの消耗が速くなってしまったり誤作動やエラーが発生したりします。
充電しながらiPhoneを操作することで、バッテリーが熱をもち劣化につながりますが、ケーブルに接続し充電しているときにも、バッテリーが発熱する場合があります。熱をもっていると感じた場合は、iPhoneケースなどを取り外して熱を逃がしながら充電することも大切です。
バッテリー交換の必要性
バッテリーは劣化＝充電容量の減少でもあります。これにより、バッテリーのもちが悪くなりiPhoneを快適に利用することでできなくなります。
こうした不具合を放っておくと、劣化が進行しバッテリーが膨張してしまう可能性や急に電源が落ちてしまうといった問題へとつながることもあるのです。バッテリーが膨張するとiPhoneの本体を変形させたりパーツを損傷の原因にもなり本体の寿命を縮めてしまうことになるので早めの交換が必要です。
バッテリーの劣化状況を把握するには
iOS11.3以降をインストールしているiPhoneでは「設定」➡︎「バッテリー」➡︎「バッテリーの状態」から確認できます。
最大容量がバッテリーの劣化具合を示しており、この数値が小さくなるほどバッテリーの劣化が進んでいます。
