
みなさん、こんばんは。9月も早いものであと3日で終わりになりました。涼しい10月になってほしいものですね。
さて、今日はバッテリーのお話です。この3ヶ月ほどの間、使用限界である35℃前後になっていましたので、バッテリーにもしんどい日々でした。とはいえ日中冷房のきいた自宅内使用であれば問題なかったはずとお考えの方もおられるかもしれません。しかしながら、そんな在宅勤務の方やオタクなお子さんが陥りやすいのが、充電しすぎであったり、充電しながら使用になります。
充電しすぎについては、最近のスマホは過充電防止の機能があるのである程度大丈夫ですが、1日中となると音を上げてしまいます。
そして今回のお話のメインである「充電しながら使用」についても、極力しないでください。
人間にたとえるなら、食べながら運動するようなものですから、バッテリーに悪いです。iPhoneでは設定内「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」のところに「サービス」の文字が出てしまいます。これはアップルさんが何かサービス精神を発揮しているわけではなく、サービスマンが必要という意味の「修理してください」という表示です。この表示が出ている場合、バッテリーの最大容量が何%であっても交換が必要です。
しかしながら、問題はご使用の時間になります。もし1日数時間、充電しながら使用していた場合、基板も傷んでしまっています。長年に渡って一緒に衰えてきているので、馴れ合いで同じ組み合わせであればもちが悪い、動作が鈍いで済みますが、バッテリーを交換すると大変なことになる可能性があるのです。それは、基板内の充電ICチップが新しいバッテリーにびっくりして壊れてしまうのです。
そうなると数万円する基板修理が必要になります。
この現象は基板の弱いiPhone7以下の機種で頻繁に起こるので、当店では昨年あたりからサービス表示がある場合はバックアップをとってからご来店くださいとご案内してきたのですが、最近、これがそれよりも新しい機種でも起こるようだとなりました。
まだ症例が少なく必ずしも断定に至っていないのですが、今月はその疑いが強い事故がありまして、念のため慎重になっております。
少ない経過年数の機種であれば問題なさそうなのですが、MFI認証のないお車の充電口に繋いだり、長期毎日充電しながら数時間使用していた場合に、バッテリー交換お渡し後にトラブルとなっているのです。iPhone7以下では繋いですぐに落ちるので分かりやすいのですが、それより上の機種では時間差で発症するので厄介です。
一番の対策は、充電しながら使用しないことです。ですがこれは新しく端末を使用開始した方だけがとれる対策です。充電しながら使用してしまった方がとれるのは、基板が壊れても大丈夫なようにバックアップをとっておくことです。ご使用状況と機種次第ではありますが、バックアップがあれば別端末を用意することで基板修理を回避できます。iPhone本体の中にしかデータがないというのは危険ですので、常日頃からバックアップは必要です。でもこれまで問題なかったのだからと安易にバッテリー交換をすると、上記の条件、理由により、ほとんど使えなくなってしまうかもしれないのです。
当店ではこれまで、iPhoneXR、12ProMax、14Proで現象遭遇しました。修理に出したら使えなくなったと言われるのが最も恐れる事態ですので、受付時にヒアリングを強化しております。今日はiPhone11のバッテリー交換ご希望のお客様にバックアップをとってからのご来店をお願いしました。利用規約を読ませて申込用紙の記入お願いぐらいしかしないお店がありましたら、そこは避けて、事前説明に時間を割く当店にお越しください。
以上、ダイワンテレコム青砥店でした。