
スイッチコントロールとは、iPhoneをタッチ操作以外の方法でも操作できるようにするアクセシビリティ機能のひとつで、この機能がオンになると画面に青い枠が表示され、選択肢を順番にスキャンしていくような動きになります。
今回は、スイッチコントロールとはどんな機能なのか、解除ができなくなったときの対処法についてご説明していきます。
iPhoneの青い枠を消す方法
スイッチコントロールが突如オンになってしまった場合は、以下の方法でオフにできます。
1.ボタン操作でオフにする(アクセシビリティのショートカット)
・ホームボタンがあるiPhone:ホームボタンを素早く3回連続で押す
・Face ID搭載モデル:サイドボタン(電源ボタン)を3回連続で押す
※この方法は「アクセシビリティのショートカット」にスイッチコントロールが登録されている場合に有効です。
2.設定からオフにする
・設定アプリを開く
・「アクセシビリティ」→「スイッチコントロール」を選択
・スイッチコントロールをオフにする
※スキャン中の青い枠の動きに合わせて項目を選ばないと操作が進まないため、設定画面までたどり着くのが難しいこともあります。
3.Siriでオフにする
・Siriを起動(ホームボタン長押し、サイドボタン長押し、または「Hey Siri」と呼びかける)
・「スイッチコントロールをオフにして」と話しかける
青い枠が出てくる原因は?
この設定は気づかないうちに作動していることがあり、「気付いたときにはすでに青い枠線が出ていた」といった問い合わせも多いです。
上記で説明した方法で意図せず「スイッチコントロール」がオンになっている以外にも水没や経年劣化によりホームボタン、もしくは電源ボタンが故障していて、一度押しただけで勝手にトリプルタップをされてしまっていたという事例もございます。
この場合はパーツ交換修理が必要です。
スイッチコントロールは上手く使うと便利!活用方法を紹介
スイッチコントロールには画面に触れずにデバイスを操作するための機能が備わっており、これを活用することで特定のボタンを自動で連打する設定が可能になります。
この機能はスマホゲームの連打操作や、アプリの定型操作を自動化したい場面で役立ちますので、スイッチコントロールの機能を使って自動連打を設定する方法を解説します。
連打の間隔や回数を調整する方法
デフォルトの設定ではスイッチを押すたびに1回タップが実行されますが、連打の回数や間隔を調整することで複数の連打を実現できます。
設定手順は以下の通りです。
1.「設定」アプリ内の「アクセシビリティ」をタップ
2.「ショートカット」をタップして"スイッチコントロール"にチェックを入れる
3.左上の"戻る"を押してして「スイッチコントロール」をタップ
4.「スイッチ」→「新しいスイッチを追加」→「画面」→「フルスクリーン」→「タップ」を選択
5.左上の"戻る"を押してして「レシピ」をタップ
6.「新しいレシピを作成」→名前の項目に「ゲーム」と入力
7.「スイッチを割り当てる」→「フルスクリーン」→「カスタムジェスチャ」
8.ゲーム内でタップしてほしい箇所を5回タップしたら右上の保存を押す
9.戻るを押して「レシピの起動」を"なし"から先ほど作成した"ゲーム"にチェック変更する
10.「スイッチコントロール」をオンにする
※オンにした瞬間に先ほど設定した自動タップが5回されてしまうので、解除したい場合は電源ボタンを素早く3回押してください
上記設定が完了したらゲームアプリを開いて電源ボタンを3回押すと5回自動タップされるようになります。
スイッチコントロールの仕様が禁止されているアプリもございますので設定前にご確認ください。