「Lightningコネクタで液体が検出されました」が出た時の対処法

[更新日:2023/10/12]
[公開日:2021/05/18]
筆者: 梅田店

 

雨が降っている屋外から帰ってきてiPhoneを充電しようとしたら、「充電はできませんLightningコネクタで液体が検出されました」という警告が出て、iPhoneを充電できない……といった経験はありませんか?

梅雨の時期にはよく見られるこのエラーメッセージが出た時には、正しく対処しないと最悪の場合iPhoneが水没により故障してしまう可能性が考えられます。

 

当記事では、iPhoneやiPadで「Lightningコネクタで液体が検出されました」が表示されたときの対処法や、そのままiPhoneを充電し続けても大丈夫かどうか、といったことを解説していきます。

 

iPhoneが水や飲み物などの液体に弱いのは、すでに周知されている通りです。

iPhone 7以降の機種では耐水機能が備わっていますが、完全防水ではないためにトイレやお風呂に落とす、濡れた手で触る、雨に降られてしまうなどで水没してしまう可能性があります。

iPhoneが液体で濡れたときに、最も液体が侵入しやすい場所は充電ケーブルを接続するためのLightningコネクタ(充電コネクタ)となっています。

【2023/10/12追記】
iPhone15シリーズにも充電中に液体を検出したときに「液体を検出しました」と表示する機能が備わっていました。LightningからUSB-Cに充電方式が変わりましたが、水分など液体には弱くなっていますので、十分注意してお使いください。

 

iPhoneが濡れていないのに「Lightningコネクタで液体が検出されました」が表示される方はこちらの記事もご覧ください。

 

 

「Lightningコネクタで液体が検出されました」とは?

iPhone本体や充電ケーブルが濡れた状態でiPhoneに充電ケーブルを差し込んだ時に、「充電できません Lightningコネクタで液体が検出されました。」というメッセージが表示されることがあります。

iPhoneが濡れた状態で充電すると、iPhone本体でショートが発生して基板部品をはじめとした精密機器が故障してしまう可能性があるため、それを防ぐために表示されるのがこのメッセージです。

 

「充電できません Lightningコネクタで液体が検出されました。」が表示されたら、すぐに充電ケーブルを抜いて、以下で解説する対処法を実施してください。

 

 

「Lightningコネクタで液体が検出されました」が出たときの対処法

このメッセージが表示されるときには、iPhone本体もしくは充電ケーブルが水で濡れていると考えられます。

正常に充電が行えないときには、正しい手順でiPhoneと充電ケーブルを乾燥させましょう。

 

iPhone本体を乾燥させる

1. iPhoneの電源を切り、ケーブルやアクセサリ類を取り外す

iPhoneが液体で濡れた時には、ショートを防ぐために必ず電源を切りましょう。

電源さえ切っておけば、Lightningコネクタをはじめとした精密部品の破損を防ぐことができます。

 

iPhoneの電源を切ったら、続いて充電ケーブルやiPhoneケースといったアクセサリ類を取り外してください。

 

 

2. 水分をふき取り、風通しのいいところで乾燥させる

Lightningコネクタが下側になるようにiPhoneを持ち、優しく叩いて水分を出しましょう。

続いて、繊維の出にくい乾燥したタオルでLightningコネクタのあたりをポンポンとふき取ります。

 

余分な水分を取り除いたら、風通しのいいところでiPhoneを30分以上乾燥させます。

このとき、雨などに当たらないように気を付けましょう。

 

3. 十分に乾燥させたら、再度充電してみる

30分以上iPhoneを乾燥させたら、もう1度iPhoneに充電ケーブルをさして充電を試してみましょう。

問題なく充電できるようであれば、対処完了です。

 

まだ「Lightningコネクタで液体が検出されました」が表示される場合には、最大で24時間まで念入りにiPhoneの乾燥を続けてください。

 

 

iPhoneを乾燥させるときにしてはいけないNG行動

1. ドライヤーでiPhoneを乾かさない

ドライヤーなどの熱により乾燥させるのではなく、自然乾燥させるようにしましょう。

 

2. iPhoneを振って水を出そうとしない

濡れたiPhoneを振ると、内部に水が入り込む可能性があります。

 

3. 繊維の出やすい綿棒やティッシュなどをLightningコネクタに差し込まない

繊維が出やすいものをLightningコネクタに差し込むと、内部の端子を破損させたり繊維が異物として中に残ってしまったりします。

 

4. お米と一緒に保管して水分を出そうとしない

iPhoneが水没したときの対処法として「お米と一緒の袋に入れて水分を取り除く」というものが紹介されていることがありますが、お米の小さな粒がLightningコネクタやその他の部位に入り込んで損傷する可能性があります。

 

 

充電ケーブル(Lightningケーブル)を乾燥させる

充電ケーブルが濡れている場合、繊維の出にくい乾燥したタオルでLightningのピン辺りをふき取ります。

十分にふき取れたら、しっかり乾燥させたiPhoneに差し込んで充電できるかどうかを確認しましょう。

 

 

MFi認証を受けた充電ケーブルで充電してみる

特定の充電ケーブルを接続したときに毎回「Lightningコネクタで液体が検出されました」のエラーメッセージが表示されるときには、充電ケーブル自体に破損や不具合がある可能性があります。

もし「MFi認証」を得ていない充電ケーブルを使用している場合には、アップル純正の充電ケーブルやMFi認証の充電ケーブルで問題なく充電できるかどうかを確認してみましょう。

特に、100均等で購入した安価な充電ケーブルはMFi認証を受けていない可能性が高いです。

 

 

MFi認証とは?

MFi(Made for iPhone / iPad / iPod)認証とは、アップル社が定めた性能基準を満たしたサードパーティ製品につけられる認証制度です。

 

アップル社は、MFi非認証製品を使うと以下のような問題が生じる恐れがあると説明しています。

・iOS デバイスが損傷する場合がある

・ケーブルが損傷しやすい

・コネクタの端子が外れる、非常に熱くなる、またはデバイスにしっかりと収まらない

・デバイスを同期または充電できない

引用:Apple   

 

 

「緊急時につき無視」を押すとどうなる?

「Lightningコネクタで液体が検出されました」のエラーメッセージが表示されたときに、「緊急時につき無視」という選択肢が表示されることがあります。

この選択肢をタップして充電を続けるとどうなるのでしょうか?

 

 

iPhoneのLightningコネクタや充電ケーブルが液体で濡れている状態でiPhoneの充電を続けると、本来電気が通らないところに大きな電流が流れてしまい「ショート(短絡)」が発生する危険性があります。

iPhoneでショートが起こると、Lightningコネクタ部品だけでなく基板部品画面パネルなど、さまざまな精密機器に悪影響を及ぼし、最悪の場合でiPhoneの電源が入らなくなってしまうケースも少なくありません。

 

「Lightningコネクタで液体が検出されました」が出た時に充電を継続するとiPhoneがショートする可能性がありますので、よほどの緊急時でなければしっかり乾燥させてから充電するようにしましょう。

 

 

iPhoneが充電できなくなった…故障時に修理は可能?

iPhone本体の乾燥や充電ケーブルの取り換えなどを行ってもiPhoneが充電できない・エラーメッセージが表示されるときには、Lightningコネクタが故障している可能性があります。

 

iPhoneのLightningコネクタは比較的故障しやすいパーツで、特に水没により破損するケースが多くなっています。

どうしてもiPhoneを充電できないという場合には、iPhone修理店に相談してみましょう。

 

 

充電不良・水没修理ならiPhone修理ダイワンテレコムにおまかせ!

お使いのiPhoneを水で濡らしてしまった・充電できなくなったときには、iPhone修理ダイワンテレコムをぜひご活用ください。水で濡れたiPhoneを対象として、データそのままで復旧が可能です。

 

「対処法を試してみても症状が改善しない」

「急な故障で直るかどうかが心配」

といった場合でも、トラブルの原因を診断して適切な修理をご案内いたします。

詳しくはお近くのiPhone修理ダイワンテレコムまでお問い合わせください。

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また、iPhone修理ダイワンテレコムでは店頭修理以外にも、郵送での修理をご用意しております。郵送修理は受付・見積もりともに無料で行っておりますので、お気軽にお問い合せください。

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【8/21追記】
大雨が続いていた影響か、iPhone X / iPhone XSにおいて「充電できません Lightningコネクタで液体が検出されました。」が表示されるという問い合わせが増えています。

雨に濡れるだけでもiPhoneは水没する可能性がございますので、濡れた手でiPhone触らないなどの対策を行うようにしましょう。

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