iPhoneユーザーのボリューム層ともいえるのが「iPhone 7」を今現在でも使い続けているユーザーたちです。
とはいえ、2016年に発売されて既8年、「iPhone 7はいつまで使えるんだろう…」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
当記事では、2024年でもiPhone 7は現役なのか、iPhone 7はあとどれくらい使っていけるのか、iPhone7 を長く使っていくためのコツといったことをご紹介していきます。
iPhone 7は2022年秋にリリースされたiOS16のアップデート対象から外され、対応しているなかではiOS15が最新バージョンということになりました。
今後リリースされる最新のiOSについてもアップデート対象外となります。
最新のiOSにアップデートできないデメリットとしては以下のようなことが考えられます。
iOSアップデート時には、これまでにはなかった新機能が追加されることがあります。例えば、2022年秋にリリースされたiOS16では、「ロック画面とホーム画面のカスタマイズ」「写真の被写体切り抜き」などの新機能が使用できるようになりました。
こういった新機能は、iOS対象外では使用することができません。
Appストアで提供されているアプリは、対応するiOSバージョンが記載されています。
あまりに古いiOSでiPhoneを使用していると、アプリが動作対象外となってしまうことがあり、使用できなくなったり、iOSのバージョンが古いことが理由で機種変更をする際にデータ移行ができなくなってしまいます。
Youtube、instagramなどの人気アプリはそうそう動作対象外になることはありませんが、LINEなど普段からよく使っているアプリも対象外になるのは時間の問題と言えます。
iOSのアップデートでは「ロック画面とホーム画面のカスタマイズ」とか「カメラの機能がアップしました」などといった機能面でのアップデートが目立ちがちですが、一方では既存のセキュリティ問題を解決するための「パッチ」を含むことがあります。
悪意あるスパムやフィッシング詐欺などの行為は、常に新しい手法や巧みな抜け穴をくぐって、使用しているiPhoneから個人情報やクレジットカード情報を搾取しようとしています。
iOSのアップデートでは、そうした脅威に対して個人情報が漏洩しないようにセキュリティを強化してくれています。
そのため、iOSのアップデート対象から外れてしまうとセキュリティ面で脆弱になってしまいます。
サポート対象外のiPhoneを使い続けるのであれば、このようなセキュリティ面のリスクはしっかりと理解しておく必要があります。
実は、最新iOSの対象外となったときのメリットもあります。
いったいどんな恩恵を受けることができるのか見ていきましょう
iOSのサポートが終了すると、中古市場での端末販売価格が安くなる傾向にあります。
最新のiOSが対象外になったとしても、iPhoneとしての機能はごく普通に使用することができます。そのため、「性能は気にしないから安くiPhoneを買いたい」という方にはiPhone 7はおすすめです。
最新iOSの対象外となっても、セキュリティアップデートは細かく行われます。致命的な不具合などが発見されたときには、iPhone7でもiOSアップデートが配信されます。
iPhone 7はAppleから「ビンテージ製品」として指定されており、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダにて画面割れの修理やバッテリー交換のサポートを得ることができます。
ただし、2024年9月には「オブソリート製品」として指定され、正規修理のサポートは完全に終了します。
発売から8年が経過しようとしているiPhone 7ですが、
「iPhone 7は使おうと思えば使えるが、今買うならもっと良いモデルがある」
というような評価となっています。
iPhone 7はiPhone 8シリーズの先代モデルとなっていますが、そのiPhone 8がコスパ・性能ともに非常に優秀なモデルとなっており、iPhone 7は今から積極的に買いたいモデルではないというのが正直なところです。
逆に、現在iPhone 7を使っているという方はまだ現役で使っていけると言えます。
ここからは、iPhone 7 / iPhone 7 Plusが2024年現在どのような立ち位置のiPhoneなのか、どのような理由で現役として使っていけるのか、ということについて解説していきます。
iPhoneの動作速度などを決めるチップセット(CPU)ですが、iPhone 7とiPhone 7 Plusは「A10 Fusion」というチップを搭載しています。
最新のiPhone 15シリーズが搭載する「A16 Bionic」と比べると6世代のギャップがありますので、処理速度を比較するとどうしても劣ってしまうのは仕方ありません。
とはいえ、「A10 Fusion」は2016年当時のハイエンドチップですので、SNSやブラウジングなどの日常的な使用では、快適に動作させることが可能です。
決定づけるもう1つの要素である「RAM(メモリ)」は2GBと、これも日常的な使用をするうえでは十分な容量が搭載されています。
一方で、3Dゲームアプリを遊ぶには少し頼りない性能となっていますので、処理落ちなどやラグが目立つかもしれません。
以上のことから、iPhone 7 / iPhone 7 Plusは、2024年以降もSNSやブラウザなどを使うだけなら十分快適な動作が可能だと言えます。
iPhone 7 / iPhone 7 Plusに搭載されているアウトカメラ(外カメラ)は、最近発売されたiPhoneと比較するとイメージセンサーや解像度の性能などが劣っており、綺麗な写真を撮影するという意味では不満を感じる方もいるかもしれません。
また、iPhone 14シリーズやiPhone 15シリーズなど最新機種ではお馴染みの超広角カメラや背景をぼかした動画を撮影できるシネマティックモードなどが搭載していないのも残念な点です。
とはいえ、iPhone 7のカメラは2016年当時のハイエンドとも言える高性能なカメラなため、インスタグラムやツイッター、TikTokなどのSNSに投稿する画像や動画を撮影する分には十分な性能を持っていると言えます。
特にiPhone 7 Plusは広角と望遠のデュアルカメラとなっており、2倍光学ズームと10倍デジタルズームを利用可能です。
一方でインカメラについてはiPhone 8 / iPhone 8 Plusともに画素数が低く、自撮り(セルフィー)はあまり得意ではないという印象を受けます。
iPhone 7 / iPhone 7 Plusには、最新のiPhoneでは不採用となっているホームボタンとTouch ID(指紋認証)が備わっています。
このホームボタンの使いやすさが好きでiPhone 7を使い続けているという方も多いのではないでしょうか。
iPhone 7のホームボタンはiPhone 6s以前のものとは異なり、「感圧式」となっています。
物理的に押し込むのではなく指で押したときの圧力に反応するようになったため、やや壊れにくい構造となっています。
マスクを着用して外出する機会が多くなってFace ID(顔認証)が使いづらくなっている2024年現在、ホームボタンとTouch IDを搭載しているというだけでメリットだと言えるでしょう。指紋認証の速度も高水準なため、ストレスを感じることなく使用することができます。
2020年から、スマホ関連の話題には「5G」というワードがよく挙げられるようになりました。
4Gの次世代で新しい通信規格である5Gですが、現実的な話として5Gが普及するにはまだまだ時間が掛かります。
2023年発売のiPhone 15シリーズや、Androidスマホなどでも各キャリアが5G対応スマホを続々登場させていますが、2024年現在でもそこまで急いで5G対応スマートフォンを買う必要はありません。
iPhone 7は5Gに対応していないから時代遅れ!という状態になるまでにはまだ数年かかり、2024年6月時点で4G終了に関する公式な情報はないため、しばらくは4Gと5Gが並行して運用される期間になることが考えられますので、安心して使いましょう。
ここまで紹介してきたように、iPhone 7とiPhone 7 Plusはまだ余裕をもって使っていけるだけの性能と環境が整っています。
しかし、発売当時に購入したiPhone 7は既に約8年動いていることになり、バッテリーをはじめとした部品で経年劣化が進行していると考えられます。
そこで、ここからは今使っているiPhone 7をなるべく長く使っていくために気を付けたいこと、iPhone 7を長持ちさせるためのコツをご紹介いたします。
iPhoneに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、放電と充電を繰り返すことで劣化していきます。気を付けてiPhoneを使っていたとしても、バッテリーの寿命だけはどうしても縮んでしまいます。
バッテリーが劣化すると、電池持ちの悪化やバッテリー膨張をはじめとしたさまざまな悪影響がありますので、電池持ちが悪いと感じたら、早めのバッテリー交換を実施しましょう。
iPhoneを充電する時に使う充電ケーブル(Lightningケーブル)と充電器(充電アダプタ)は、なるべくアップル純正の製品を使用するようにしましょう。
というのも、サードパーティ製品でかつMFi認証のない充電用品は、電圧などがiPhone向けに最適化されていない可能性があります。
粗悪な充電ケーブルや充電アダプタを使用するのは基板部品が故障する原因の1つとなっていますので、アップル純正のものや、MFi認証を受けている製品を使うようにしましょう。
iPhone 8以降のような背面ガラスのモデルほどではありませんが、iPhone 7は落下などの強い衝撃に弱い構造となっています。
特にiPhone 7の画面割れ・液晶不良は、iPhone修理ダイワンテレコムで最も多い部類の修理依頼となっていますので、気を付けて使うようにしたいところです。
画面に貼る強化ガラスフィルムや、背面に装着するスマホケースは、落下によるiPhoneの故障をかなり防いでくれる優れものですので、多少安い製品でもかまいませんので取り付けておくと万が一の際にiPhoneを救ってくれます。
iPhoneに保存している写真や動画、アプリなどのデータは必ずiCloudかiTunesでバックアップを取っておきましょう。
iOSアップデートの失敗や水没などによってiPhoneのデータが消えてしまったというケースは非常によく見られますので、大切なデータを守るために面倒でもバックアップを取っておくようにしてください。
当たり前ですが、iPhoneは水没すると故障してしまいます。
iPhone 7は耐水機能が搭載されていますが、あくまで保険程度のもので、浴槽やトイレなどに落とすと簡単に水没します。
耐水性能を過信して何も対策せずに水場でiPhone 7を使うなどは水没の危険がありますので、防水ケースや防水ポーチなどで対策を行うようにしましょう。ここまで紹介してきたように、2024年でも通用するスペックのiPhone7ですが、やはり3Dゲームアプリやアプリの同時起動などの負荷が大きい動作は苦手としているところです。
iPhone15はAndroidスマホを含めても最高クラスのスペックを誇るモデルとなっていますので、スペックの違いは大きいと言えます。
iPhone7にはホームボタンが搭載されており、このボタンに指を置くことでTouchID(指紋認証)を利用することができます。
一方iPhone15はTouchIDの代わりにFaceID(顔認証)が搭載されており、指紋認証を使うことはできません。
iPhone12からはマスクを着用していてもFaceIDが反応するように改良されていますが、iPhoneと顔の距離が適正でないとFaceIDの読み込みがしづらく、結局パスコードを入力しないといけないというのはかなりの手間で、FaceID搭載モデルの明確なデメリットと言える点です。
Apple Watchを所持していれば距離なども関係なく、下から上に画面をスライドすると自動的にパスコードロックが解除されiPhoneを使うことができますが、そうでないユーザーは指紋認証搭載のiPhone7のほうが使いやすいと感じるでしょう。
iPhone15は駆動時間が最大20時間あり、iPhone15ProMaxに至っては最大29時間ビデオ再生が可能です。
バッテリーは消耗品ですので駆動時間と充電サイクルは使用方法と設定によって異なりますが、iPhone7の稼働時間は最大13時間なので、充電の持ちには大きな差があります。
2024年夏現在、iPhone 7から乗り換えるときにおすすめのiPhoneを紹介します。
iPhoneの使い方や予算によっていろいろな選択肢がありますので、自分に合ったiPhoneに買い替えるとよいでしょう。
適度なスペックと安い販売価格で、紹介する中では最もコスパに優れるiPhoneです。
iPhone7やiPhoneSE(第3世代)と同じデザインの筐体で、新しくスマホケースを買い替える必要がありません。
iPhone11シリーズと同じ「A13 Bionic」が搭載されていて、iPhone 7と比べるとスペックが大きく向上しています。iPhone7で動作が重いと感じられてきた方は、iPhoneSE第2世代なら快適に使用できます。
中古市場では15,000円~ほどで販売されていることもあり、買い替えのハードルも低く、おすすめのiPhoneです。
アルミボディとガラスボディという違いがありますがどちらも4.7インチのディスプレイで片手操作がしやすい大きさになっており、サイズが同じなので新しくスマホケースを買い替える必要もありません。
CPUはiPhone 14と同じ「A15 Bionic」が搭載されているのでグラフィックゲームも快適に遊ぶことができます。
これだけスペックが高いにも関わらずiPhoneSE3の価格は62,800円〜とお手頃なのが特徴で、比較的安価な値段で購入できる点も買い替えしやすい理由です。
ベーシックモデルの「iPhone13」、上級モデルの「iPhone13 Pro」、大画面最上級モデルの「iPhone13 Pro Max」と小さいサイズの「iPhone13 mini」の4モデルのラインナップとなっています。
とくにコンパクトサイズの「iPhone13 mini」は512GBの容量もありながら、iPhone7のサイズ感と似ていることがメリットです。
iPhoneはSDカードにデータを入れ、用途によって使い分けるということが出来ないので、こまめに不要なデータを消さない限り年々データの容量が増えてしまいます。
残りの使用できるデータ容量が少なくなっているままiPhoneを使用し続けると動作が重くなり、リンゴループという深刻なエラーを引き起こしてしまう恐れがあるのでデータの容量が多い端末を使用していた方が安全です。
iPhone 7をこれからも長く使っていこう、と考えている場合には、定期的なバッテリー交換を行うようにしましょう。
バッテリーを交換すると、バッテリー持ちの改善だけでなく電圧の安定化などで基板部品の寿命も長持ちさせることができます。
もしお使いのiPhone 7でバッテリー持ちが悪いと感じられましたら、iPhone修理ダイワンテレコムまでお気軽にご相談ください。
さらにバッテリー交換だけでなく、水没修理や画面割れ修理も承っておりますので、お使いのiPhone 7にトラブルや故障が見られる際にもぜひご活用ください。
◆ダイワンテレコムのバッテリー交換について詳しく知りたい方は…
・iPhone 7はブラウジングやSNSに向いたバランスの良いスペック
・iOSアップデートは2022年秋で打ち切り、修理は心配なし
・ホームボタンとTouch IDの搭載でマスク着用でも安心
・中古市場では他機種に押され気味か、今買うには心もとないかも
・iPhone 7のバッテリー交換ならiPhone修理ダイワンテレコムへ!
今現在iPhone 7を使っているという方は、少なくとも無理に買い替える必要はないかと思われます。
バッテリー交換などでメンテナンスをしっかりしつつ、大切に使っていきましょう。
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