iPhone 7、いつまで使える?iOSのサポート終了はいつ?

[更新日:2021/09/23]
[公開日:2021/05/25]

iPhoneユーザーのボリューム層ともいえるのが「iPhone 7 / iPhone 7 Plus」を今現在でも使い続けているユーザーたちです。

とはいえ、発売されて既に5年、「iPhone 7はいつまで使えるんだろう…」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

 

当記事では、2021年でもiPhone 7は現役なのか、iPhone 7はあとどれくらい使っていけるのか、iPhone7 を長く使っていくためのコツといったことをご紹介していきます。

 

 

1. iPhone 7の発売日・特徴

画像出典:PAKUTASO

iPhone 7(アイフォーンセブン)は、2016年9月16日にAppleから発売されたスマートフォンです。

パッと見た印象は先代のiPhone 6sと同じように見えますが、耐水機能やFeliCaなどiPhone 7で初めて搭載された新機能がいくつもあり、さらにカメラやCPUなどの性能も向上したモデルとして登場しました。

 

 

よく比較されるiPhone 8とのデザイン上の違いとしては、iPhone 7は背面パネルがアルミニウム製になっていることです。

アルミ製の筐体はiPhone 6と似ていますが、耐久性が向上したことによりiPhone 6でよく見られた「タッチ病」が発症しないなどの改善点があります。

 

さらにiPhone 8以降のガラス背面とは違い、背面パネル割れを心配することなく使えるのも嬉しい点と言えますね。

 

2019年9月、iPhone 11の発表と同時にiPhone 7 / iPhone 7 PlusはApple StoreやApple Storeオンラインでは販売終了となりました。

 

 

iPhone 7とiPhone 7 Plusの違いは?

iPhone 7 Plusは、iPhone 7と同時に発売されたマイナーチェンジモデルです。

iPhone 7との違いは「本体のサイズ」「画面の大きさ」「カメラ」「バッテリー」となっています。

 

iPhone シリーズで初めてデュアルカメラを搭載したのがこのiPhone 7 Plusで、iPhone 8 PlusやiPhone Xなどと同様の広角カメラ+望遠カメラという構成になっています。

iPhone 7 Plusは大型のモデルとなっていますので、「画面が大きいスマホが好み」というユーザー層に人気ですね。

 

 

iPhone 7は耐水機能とFeliCaに初対応、イヤホンジャックは廃止に…

iPhone 7 / iPhone 7 Plusは、iPhoneシリーズでは初めて耐水・防塵機能FeliCaに対応したモデルです。

iPhone 6sも公表されていないながらも液体の侵入を防ぐ機構を備えていましたが、iPhone 7は正式にIP67等級に適合するようになりました。

 

さらに日本向けのiPhone 7シリーズにのみFeliCaが特別に搭載され、Apple Payなどのスマホ決済を利用できるようになっています。

 

一方で、iPhone 7ではイヤホンジャックが廃止されてしまい、発売当時は数々の賛否両論を生みました。iPhone 7以降、iPhoneシリーズではイヤホンジャックが搭載されなくなっているため、BluetoothあるいはLightning経由でイヤホンを接続する必要があります。

 

 

2. iPhone 7 / iPhone 7 Plusはいつまで使える?

発売から5年が経過しようとしているiPhone 7 / iPhone 7 Plusですが、

iPhone 7はまだまだ現役だけども、今買うならもっと良いモデルがある

というような評価となっています。

 

iPhone 7 / iPhone 7 PlusはiPhone 8シリーズの先代モデルとなっていますが、そのiPhone 8がコスパ・性能ともに非常に優秀なモデルとなっており、iPhone 7は今から積極的に買いたいモデルではないというのが正直なところです。

 

 

逆に、現在iPhone 7を使っているという方はまだまだ現役で使っていけると言えます。

 

ここからは、iPhone 7 / iPhone 7 Plusが2021年現在どのような立ち位置のiPhoneなのか、どのような理由で現役として使っていけるのか、ということについて解説していきます。

 

 

やや力不足になってきたが、頼れるスペック

iPhoneの動作速度などを決めるチップセット(CPU)ですが、iPhone 7とiPhone 7 Plusは「A10 Fusion」というチップを搭載しています。

最新のiPhone 12シリーズが搭載する「A14 Bionic」と比べると4世代のギャップがありますので、処理速度を比較するとどうしても劣ってしまうのは仕方ありません。

 

とはいえ、「A10 Fusion」は2016年当時のハイエンドチップですので、SNSやブラウジングなどの日常的な使用では、快適に動作させることが可能です。

決定づけるもう1つの要素である「RAM(メモリ)」は2GBと、これも日常的な使用をするうえでは十分な容量が搭載されています。

 

一方で、3Dゲームアプリを遊ぶには少し頼りない性能となっていますので、処理落ちなどやラグが目立つかもしれません。

 

以上のことから、iPhone 7 / iPhone 7 Plusは、2021年以降もSNSやブラウザなどを使うだけなら十分快適な動作が可能だと言えます。

 

 

少なくとも2022年秋までは最新iOSアップデートが可能

iOSは2019年の「iOS13」、2020年の「iOS14」、そして2021年予定の「iOS15」というように毎年秋に1回大きなバージョンアップデートが実施されます。

 

iOSの大きなバージョンアップデート時には、発売から6年以上が経過しているiPhoneは「サポート終了」となり、最新のiOSを適用できなくなってしまいます。

iOSがアップデートできないと、「新機能が利用できなくなる」「セキュリティ上のリスクが発生する」など様々なデメリットがありますので、”最新iOSのバージョンアップデートの対象になれるかどうか”、というのはiPhoneを数年にわたって使い続けていくうえで大切な指標です。

 

 

iPhone 7 / iPhone 7 Plusは2016年発売ですので、そこから6年後の2022年までは最新iOSアップデートが可能だと考えられます。

iOSのサポート終了は来年ということで少々差し迫ってきたように感じますが、逆に言うと2022年秋まではまだまだ現役を張れる保証があると言えますね。

 

 

高性能ではないが、一般的な性能でSNSに向いたカメラ

iPhone 7 / iPhone 7 Plusに搭載されているアウトカメラ(外カメラ)は、最近発売されたiPhoneと比較するとイメージセンサーや解像度の性能などが劣っており、綺麗な写真を撮影するという意味では不満を感じる方もいるかもしれません。

 

また、iPhone 11シリーズやiPhone 12シリーズなど最新機種ではお馴染みの超広角カメラやナイトモードを搭載していないのも残念な点です。

とはいえ、iPhone 7のカメラは2016年当時のハイエンドとも言える高性能なカメラなため、インスタグラムやツイッター、TikTokなどのSNSに投稿する画像や動画を撮影する分には十分な性能を持っていると言えます。

特にiPhone 7 Plusは広角と望遠のデュアルカメラとなっており、2倍光学ズームと10倍デジタルズームを利用可能です。

 

一方でインカメラについてはiPhone 8 / iPhone 8 Plusともに画素数が低く、自撮り(セルフィー)はあまり得意ではないという印象を受けます。

 

 

iPhone 6sからホームボタンが進化、Touch ID(指紋認証)を搭載

iPhone 7 / iPhone 7 Plusには、最新のiPhoneでは不採用となっているホームボタンTouch ID(指紋認証)が備わっています。

 

このホームボタンの使いやすさが好きでiPhone 7を使い続けているという方も多いのではないでしょうか。

 

iPhone 7のホームボタンはiPhone 6s以前のものとは異なり、「感圧式」となっています。

物理的に押し込むのではなく指で押したときの圧力に反応するようになったため、やや壊れにくい構造となっています。

 

マスクを着用して外出する機会が多くなってFace ID(顔認証)が使いづらくなっている2021年現在、ホームボタンとTouch IDを搭載しているというだけでメリットだと言えるでしょう。指紋認証の速度も高水準なため、ストレスを感じることなく使用することができます。

 

 

5G通信の普及はまだ先、しばらくは4G通信でもOK

2020年から、スマホ関連の話題には「5G」というワードがよく挙げられるようになりました。

4Gの次世代で新しい通信規格である5Gですが、現実的な話として5Gが普及するにはまだまだ時間が掛かります。

 

2020年発売のiPhone 12シリーズや、Androidスマホなどでも各キャリアが5G対応スマホを続々登場させていますが、2021年現在でもそこまで急いで5G対応スマートフォンを買う必要はありません。

iPhone 7は5Gに対応していないから時代遅れ!という状態になるまでにはまだ数年かかると考えられますので、安心して使いましょう。

 

 

Apple正規修理・非正規修理ともにまだまだ利用が可能

販売終了から5年以上が経過したiPhoneは、Appleが指定する「ビンテージ製品」となり、Appleが提供している正規修理サポートを受けられなくなってしまいます。

 

iPhone 7 / iPhone 7 Plusが販売終了したのはiPhone 11シリーズが発表された「2019年9月」ですので、そこから5年数えた「2024年9月」までは正規修理サポートを受けることができると考えられます。

 

また、街中のiPhone修理店などいわゆる非正規のiPhone修理店などでも、iPhone 7 / iPhone 7 Plusは多くの店舗が修理を取り扱っています。

このようなiPhone修理店は2012年発売のiPhone 5でも画面修理やバッテリー交換を請け負っているところが多くなっていますので、iPhone 7は当分修理で困ることはないでしょう。

 

 

3. iPhone 7を長く使っていくために気を付けたいこと

ここまで紹介してきたように、iPhone 7とiPhone 7 Plusは少なくとも来年秋までは余裕をもって使っていけるだけの性能と環境が整っています。

 

しかし、発売当時に購入したiPhone 7は既に5年動いていることになり、バッテリーをはじめとした部品で経年劣化が進行していると考えられます。

そこで、ここからは今使っているiPhone 7をなるべく長く使っていくために気を付けたいこと、iPhone 7を長持ちさせるためのコツをご紹介いたします。

 

 

電池持ちが悪いと感じたらバッテリー交換しよう

iPhoneに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、放電と充電を繰り返すことで劣化していきます。気を付けてiPhoneを使っていたとしても、バッテリーの寿命だけはどうしても縮んでしまいます。

 

バッテリーが劣化すると、電池持ちの悪化やバッテリー膨張をはじめとしたさまざまな悪影響がありますので、電池持ちが悪いと感じたら、早めのバッテリー交換を実施しましょう。

 

>>iPhoneのバッテリー交換について詳しく見る

 

 

Apple純正の充電ケーブルと充電アダプタを使おう

iPhoneを充電する時に使う充電ケーブル(Lightningケーブル)と充電器(充電アダプタ)は、なるべくアップル純正の製品を使用するようにしましょう。

 

というのも、サードパーティ製品でかつMFi認証のない充電用品は、電圧などがiPhone向けに最適化されていない可能性があります。

 

粗悪な充電ケーブルや充電アダプタを使用するのは基板部品が故障する原因の1つとなっていますので、アップル純正のものや、MFi認証を受けている製品を使うようにしましょう。

 

 

強化ガラスフィルムやスマホケースを装着しよう

iPhone 8以降のような背面ガラスのモデルほどではありませんが、iPhone 7は落下などの強い衝撃に弱い構造となっています。

特にiPhone 7の画面割れ・液晶不良は、iPhone修理ダイワンテレコムで最も多い部類の修理依頼となっていますので、気を付けて使うようにしたいところです。

 

画面に貼る強化ガラスフィルムや、背面に装着するスマホケースは、落下によるiPhoneの故障をかなり防いでくれる優れものですので、多少安い製品でもかまいませんので取り付けておくと万が一の際にiPhoneを救ってくれます。

 

 

欠かさずにデータをバックアップしよう

iPhoneに保存している写真や動画、アプリなどのデータは必ずiCloudかiTunesでバックアップを取っておきましょう

 

iOSアップデートの失敗や水没などによってiPhoneのデータが消えてしまったというケースは非常によく見られますので、大切なデータを守るために面倒でもバックアップを取っておくようにしてください。

 

 

耐水機能を過信せず、水没に気を付けよう

当たり前ですが、iPhoneは水没すると故障してしまいます。

 

iPhone 7は耐水機能が搭載されていますが、あくまで保険程度のもので、浴槽やトイレなどに落とすと簡単に水没します。

耐水性能を過信して何も対策せずに水場でiPhone 7を使うなどは水没の危険がありますので、防水ケースや防水ポーチなどで対策を行うようにしましょう。

 

iPhone7からiPhone13に買い替えるのはあり?

2021年9月、iPhone13シリーズが発売されました。
最新のA15Bionicを搭載したハイスペックスマホで、iPhone12から引き続き5Gに対応したモデルです。

これまでiPhone7を使い続けたけど、iPhone13に買い替えしようかな…。
と感じているiPhone7ユーザーも多いかと思われます。

結論から話すと、「ホームボタンと指紋認証のない使い勝手に慣れることができれば、iPhone7からiPhone13への買い替えはあり」だと言えるでしょう。
iPhone7とiPhone13の違いについてざっくりと解説していきます。

 

iPhone7とiPhone13ではスペックの違いが顕著

ここまで紹介してきたように、2021年~2022年でも通用するスペックのiPhone7ですが、やはり3Dゲームアプリやアプリの同時起動などの負荷が大きい動作は苦手としているところです。
iPhone13はAndroidスマホを含めても最高クラスのスペックを誇るモデルとなっていますので、スペックの違いは大きいと言えます。

 

iPhone13は指紋認証なし。マスク着用だと不便に

iPhone7にはホームボタンが搭載されており、このボタンに指を置くことでTouchID(指紋認証)を利用することができます。
一方iPhone13はTouchIDの代わりにFaceID(顔認証)が搭載されており、指紋認証を使うことはできません。

マスク着用が当たり前の屋外では顔認証が使えないためにいちいちパスコードを入力しないといけないというのはかなりの手間で、FaceID搭載モデルの明確なデメリットと言える点です。

Apple Watchを所持していればマスクを着用していてもパスコードを入力することなくiPhoneを使うことができますが、そうでないユーザーは指紋認証搭載のiPhone7のほうが使いやすいと感じるでしょう。

 

 

4. iPhone 7のバッテリー交換・修理はiPhone修理ダイワンテレコムにお任せ!

iPhone 7をこれからも長く使っていこう、と考えている場合には、定期的なバッテリー交換を行うようにしましょう。

バッテリーを交換すると、バッテリー持ちの改善だけでなく電圧の安定化などで基板部品の寿命も長持ちさせることができます。

 

もしお使いのiPhone 7でバッテリー持ちが悪いと感じられましたら、iPhone修理ダイワンテレコムまでお気軽にご相談ください。

さらにバッテリー交換だけでなく、水没修理や画面割れ修理も承っておりますので、お使いのiPhone 7にトラブルや故障が見られる際にもぜひご活用ください。

 

 

5. まとめ

・iPhone 7はブラウジングやSNSに向いたバランスの良いスペック

・iOSアップデートは恐らく2022年秋で打ち切り、修理は心配なし

・ホームボタンとTouch IDの搭載でマスク着用でも安心

・中古市場では他機種に押され気味か、今買うには心もとないかも

・iPhone 7のバッテリー交換ならiPhone修理ダイワンテレコムへ!

 

今現在iPhone 7を使っているという方は、少なくとも来年秋までは無理に買い替える必要はないかと思われます。

バッテリー交換などでメンテナンスをしっかりしつつ、大切に使っていきましょう。

 

この記事を書いた店舗情報

新宿本店

160-0022
東京都新宿区新宿3丁目35−6アウンビル 5F

0120-882-463

人気ブログ

新着ブログ

機種一覧

店舗一覧