iPhone修理～iPhoneの中ってどうなってるの？～

修理で多いのが、バッテリー交換と画面割れや液晶不良です。

沢山のパーツがコネクターで繋がっていて修理内容に伴い、外すコネクターも違ってきます。
必ず外すのはバッテリーのコネクター、これを外さないとずっと電気信号が動いている状態になってしまい、大きな事故に繋がってしまう可能性があります。

バッテリーのコネクターは1箇所だけなので割と簡単です。
パネルは大体2～3箇所コネクターが付いているのでうっかり外し忘れると大変(;^_^A

パネルにはカメラやホームボタンが付いているので、修理はバッテリーよりも時間がかかります。
ホームボタンがない機種は移植するパーツが少ないので、パネル交換がかなり楽！

ホームボタンはかなり小さいコネクターで繋がっており、外すのも付けるのも気をつけないと傷つけやすいです。
入社時ホームボタンにコネクターにはかなり悩まされました…。

そしてパネル交換が成功しても気をつけなければいけないのが、フロントカメラについている【近接センサー】です。

【近接センサー】とは、電話している時に画面に顔が触れてタッチが反応しないように画面が暗くなるアレです。
これって意外と重要ですよね。

近接センサーという言葉にそもそもなじみが無いので、修理に来るお客様は「画面がおかしい」、「勝手に反応する」、と言った感じで来店されることが多いです。

近接センサーは位置が少しでもずれていると反応しません。

修理が終わった！と思って動作確認すると反応しない事が稀にあります。そうなったらまたパネルを外してカメラを外してつけ直し…。

何度つけ直しても直らない時もあります。そういう時は埃が入り込んでいたり、パネル側のセンサーがくる部分に何かしら付いている事が多いです。

小さい箇所ですが、中々の手間です(^▽^;)

更にFace ID搭載の機種はカメラにFace IDのセンサーも付いています。

カメラもしくはFace IDが壊れて修理してもFace IDは残念ながら直りません…。
カメラが直ってもFace IDが使えないんです。

ひとつのデバイスにつき、ひとつのカメラ（Face ID）というイメージです。

今後Face IDも修理できるようになるかもしれませんが、今のところ本体ごとまるっと交換でかなり高額な修理代金になるので壊さないように気をつけましょうね(>_<)

ホームボタンが付いている機種は、パネル裏側にカバーのような鉄板があり、数カ所のネジで固定されてます。
落として画面割れなどしているお客様はこのネジがなくなっていたりすることが多いです。

この鉄板も移植するのですがネジの劣化で中々外せなかったり、パネル側の配線にうまく被せられないと画面をタッチした時に液漏れのような反応をしたりするので要注意です！

パネルの裏側はかなりデリケートで、修理で使うエタノールが少しついただけで液晶不良を起こしてしまいます。
中のメンテナンスをする時には気をつけないとやらかします(・・;)

iPhone5～7シリーズはバッテリーの接着テープが外しやすくバッテリー交換は楽ですが、ホームボタン、鉄板がある分パネル交換が大変です。
iPhone8シリーズはバッテリーの粘着テープが剥がしにくい上にホームボタンがあり…。
iPhoneXシリーズからは8と同じ粘着テープですがホームボタンがなくなり、パネルに移植するのがカメラのみなのでかなり楽になりました☆
個人的にはXシリーズ、11シリーズの修理が好きです（笑）

今回はバッテリー交換、パネル交換の修理に関するお話でしたがいかがでしょうか。

言葉にすると簡単なように見えてしまうかもしれませんが、中々細かい作業です。
何度も修理していても無事に修理が終わると、ホッとするのが本音です(´・ω・｀)

壊れないのが一番ですが、落としたり突然不具合を起こしてしまう事もある精密機器。
使っていたらバッテリーも劣化するし「絶対しない」、というのは中々できないものです。
放置して完全に使えなくなる前に、修理が必要な時は早めに依頼しましょう。

当店では、バッテリー交換最短30分、パネル交換最短40分で即日お渡しが可能です。
何かおかしいな、と感じたらお気軽にご相談ください(^^)/
皆様のご来店お待ちしております！

ここまでお付き合いいただきありがとうございました！
それではまた次回のブログでお会いしましょう！！