こんにちはダイワンテレコム渋谷店でございます。
ニンテンドースイッチの活躍が大きく報じられています。
2019年6月に行われたE3では、どうぶつの森やドラゴンクエスト、マリオなどおなじみのシリーズや、ゼルダの伝説の最新作が発表されました。
また7月には、現行機種のマイナーチェンジモデル「ニンテンドースイッチ lite」を発表。据え置き向け機能を省略し、携帯性能に特化したモデルを9月に発売することが決まっています。
盛り上がりを見せる任天堂ですが、10年前はその将来性を危惧されており、「GREE」が任天堂を倒すと言われていました。携帯やスマホにより、ゲーム専用機の存在そのものが疑問視されていたのです。しかし実際は逆の結果を見せました。任天堂が「Switch」で好調な一方で、GREEは2012年6月期に1582億円だった売上高を、18年6月期は最盛期の3分の1となる589億円に落としています。
Switchの躍進で「スマホによる家庭用ゲーム機の衰退」を感じさせない勢いを取り戻しつつある任天堂。今回はこの任天堂の底力について考えていきます。
任天堂の「Switch」は現在までに、世界で3500万台近くを売り上げていることがわかっています。
一方で、販売を継続していたニンテンドー3DSがタイミングを合わせるように売上台数を落としており、特にポケモンがニンテンドースイッチ向けに発売された2018年秋以降、3DSの売上は大きく落ち込んでいます。
これは、据え置きスタイルでも携帯スタイルでも遊べるSwitchが、これまで分離していた据え置き・携帯双方の需要を取り込み、ブランドを統一した上で販売拡大を成功させたという見方ができます。
ここ最近、任天堂主力ソフトがスマホでも遊べるようになってきました。
こうした主力ソフトは、まず一度スマホ向けに出し、2年ほど経ったタイミングでSwitch向けにも制作しています。
この2年というスパンは、ゲーム機から離れたユーザーにスマホアプリで任天堂のソフトに再び触れてもらい、遊び足りない場合はSwitchを買ってどっぷり遊んでもらうというスキームを作り出す上では絶妙なタイミングと言えるでしょう。
・ポケモン
2016年7月「ポケモンGo」→2018年11月「レッツゴーピカチュウ/イーブイ」
・マリオ
2016年12月「スーパーマリオ ラン」→2017年10月「スーパーマリオ オデッセイ」
・ファイアーエムブレム
2017年2月「ファイアーエムブレム ヒーローズ」→2019年7月「ファイアーエムブレム 風花雪月」
・どうぶつの森
2017年10月「どうぶつの森 ポケットキャンプ」→2020年3月「あつまれ どうぶつの森」
こうした、任天堂のスマホ事業進出と、任天堂のIPが持つ強いブランド力をもって、スマホ時代でもニンテンドースイッチの躍進を可能にしたのだと考えられます。
今後も任天堂のスマホタイトル、ゲームタイトルには目が離せません。
source:Business Journal
Photo:pixaboy
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