iPhoneSE2はiPhone9なのか?iPhone SE2の噂

[公開日:2020/01/13]
筆者: 梅田店

昨年後半あたりから、しきりに登場が噂されるようになっているiPhone SE2ですが、従来も、発売の噂が立っては消え、たっては消えを繰りかえしてきましたが、ここへ来て、否定的な噂は皆無に等しく、名称が「SE」ではない等の変動要素はあるものの、廉価版iPhoneや、通常の9月以外の時期のニューモデル発売については既定路線のようです。
今回は、様々に錯綜するiPhone SE2の噂をまとめてみたいと思います。

そもそもiPhone SEとはどんなモデルだったのか

2016年春の早い時期に登場したiPhone SEは、様々な特徴を持っていました。

iPhone SEがどんなモデルで、どのような特徴をもっていたのかまとめてみましょう。

イレギュラーなモデルで、通常の発売時期ではない時期に発売された

その当時のレギュラーモデルの最新鋭機は、前年9月に登場したiPhone 6s/6s Plusで、iPhone SEの発売から半年後には、iPhone 7/7 Plusが発売され、ちょうど、6sと7の中間点で発売されました。

特徴の1つ目は、9月発売のレギュラーモデルではないと言う事です。

イレギュラーなモデルである事は、その後、現在に至る何年間も後継モデルが登場しないことからも裏付ける事ができます。

旧モデルの筐体と、既発売最新モデルの機能・性能を合体

iPhone SEは、当時、発売から2年半を迎える「iPhone 5s」の筐体(ボディ)を流用し、当時の最新鋭機「iPhone 6s」の機能や性能を詰め込んだ、スペシャリティでした。

当時のiPhone 6sは、iPhone 5sに受け継がれた小型で手のひらにすっぽり収まるようなコンパクトな筐体を捨てて登場し、4.7インチの液晶画面を配した最新モデルiPhone 6sの最新機能・性能を組合わせたハイブリッドなモデルでした。

手のひらにすっぽり収まるiPhone 5sの筐体サイズに、当時の最高峰ihone 6sの機能性能を盛り込んだことで、手が小さい日本人、特に女性ユーザーに歓迎された初代iPhone SEは、後に「小さな名機」と呼ばれるまでになってゆきました。

本体価格が割安に抑えられた廉価版の位置づけのモデル

特徴の3つ目は、最新機能・性能を身にまといながらも、手頃な価格の「廉価版」の位置づけだったことです。

iPhone 5sの筐体を流用する事と、すでに発売済みの最新モデル6sの機能性能を組み合わせた事で開発費を抑える事ができたため、iPhone初の廉価版モデルとなり、長年の人気を得る事となったと考えられます。

以上からiPhone SEの特徴をまとめると以下の4項目になると考えられます。

1. 小型軽量モデルである 2. 毎年9月発売のレギュラーモデルではない 3. 旧型モデルの筐体に、既売の最新機能・性能を盛り込んだハイブリッドモデルである 4. 筐体・機能性能の開発費を抑える事ができたため、割安な価格設定が可能だった

新iPhone SEネーミングはSE2ではなくiPhone 9という噂

2020年春に登場する、iPhone SE2は、旧モデルiPhone 8の筐体を流用し、iPhone 11シリーズのiOS13等の最新機能・性能を搭載したモデルになるだろうと言われています。

前項のようなiPhone SEが、SEたる所以を考えると、Appleは、「イレギュラーモデルである」「ハイブリッドである事」と、「低廉な価格設定」を「SEモデル」の条件と考えているのではないか…と感じます。

iPhone 8は画面こそ4.7インチと現行のiPhone 11/11Proと比較すると小さいですが、ホームボタンを配置するスペースが必要な分だけ大きく、全画面モデルと筐体そのものの大きさはあまり変わらないため、Appleは「小型軽量」という条件は、SEモデルの条件に入れていない可能性はありそうです。

iPhone 9というより、iPhone 8 SEというネーミングが妥当では?

2020年春に発売されると噂のモデルは、実は、iPhone SE2ではなく、iPhone 8の正常進化版としてのiPhone 8S、またはPhone 9ではないか…という噂もありますが、筆者はこれには多少の違和感を感じざるを得ません。

「S」モデルにせよ、数字が1つ進んだモデルにせよ、既存の最新機能・性能を搭載したモデルではありません。

これまでのパターンで言えば、そのモデルが最新鋭になる新たな機能・性能を持たせたモデルを、「数字モデル」「数字+Sモデル」として発売してきていますので、旧型の筐体に既存の最新機能・性能を搭載したモデルは、明らかに「SE」と呼ぶべきモデルです。


そうした観点で考えてみると、iPhone 8の筐体に、最新モデルに搭載の機能・性能を合体させたモデル…と言う事であれば、「iPhone 8S」や「iPhone 9」というネーミングは似つかわしくなく、「iPhone 8 SE」が成り立ちを正確に伝えるネーミングではないかと思います。

iPhone SEにベースとなった「5s」や「6s」の機種を表す文字が入っていなかった事を勘案すれば、「iPhone 8 SE」の「8」は余計と言う事になるので、やはり「SE2」のネーミングが妥当なのかもしれないと感じます。

そんな訳で、筆者は2020年春発売の廉価版モデルの名称は、「iPhone 8 SE」または、「iPhone SE2」ではないかと想像します。

iPhone SE2の外観に関する噂のまとめ



冒頭及び、上記の画像は、「iGeeksBlog」に掲載された新しいiPhone SEのリーク画像です。

画像から読み取れる仕様は、最も大きな特徴はホームボタンを装備している事です。

iPhone 8をベースにしたとの事ですので当然かもしれませんが、いずれは、iPhone Xから始まった全画面モデルシリーズへ移行するものと思っていたユーザーはすっかり裏をかかれました。

噂では、トランプ大統領はホームボタンを装備したiPhoneの熱心なファンで、クックCEOと会った際に盛んにホームボタン回帰を口にしたとの事で、まさか、大統領仕様と言う事でもないのでしょうが、新しいSEモデルにはホームボタンがあるようです。

正面下部中央に、かつてのiPhoneのアイデンティティたるホームボタンが復活し、右サイドに電源ボタン、左サイドにボリュームボタンとミュートボタンの配置はiPhone 8そのままです。

背面のカメラはシングルですが、iPhone XRに搭載していたシングルカメラでのポートレートモードも搭載されるはずです。

といった内容ですが、カメラ性能は、iOS13による機械学習の恩恵による性能アップが期待できそうです。

ボディ背面は摺りガラスを採用するため、高級感の点でiPhone 8との差別化が明確になると言われています。

また、底部を見るとヘッドフォンジャックがない事に気づきますが、これは1つ前のiPhone 7からLightningコネクタによるヘッドフォンでしたので何ら不思議はありません。

また、ボディは若干厚みが増し、その分でバッテリーが強化されるとの予想もされています。

iPhone 8の機能・性能に準ずるとすれば、

・ホームボタン、Touch ID 指紋認証
・4.7インチ液晶ディスプレイ
・シングルカメラ ポートレートモード
・ワイヤレス充電 防水防塵

2020年の目で見れば、少しレトロ感漂うiPhone 8仕様の外観ですが、本体内部には現時点での最高峰iOS13が搭載されており、おとなしい外観に比べて最速の処理能力を発揮する「羊の皮を被った狼」的な印象があります。

これは、iPhone 5sの外観で、当時の最新鋭6sの機能性能を搭載していたオリジナルSEのキャラクターそのままです。

iGeeksブログによるiPhone SE2の外観を見たい場合にはYOUTUBE動画で紹介されています。

iPhone SE2の価格設定はどのぐらい?

iPhone SEの血統でもう1つ重要な要素があります。

それは「価格」です。

筐体にしても、内部の機構や機能・性能も、すでに発表・発売済みのモデルからの流用とする事で、新たな開発費をかけずにニューモデルを生み出す手法の最大のメリットは、価格設定を割安にできることでしょう。

実際、オリジナルのiPhone SEも、手頃な価格が後の大人気に拍車をかけたと言われています。

2015年9月に発売となったiPhone 6s 16GBモデルが8万6,800円というプライスだったところに、6sの機能・性能に準ずるニューモデルとして2016年3月に登場したiPhone SEの価格は、5万2,800円(iPhone6sの約6割)という大胆な値付けで、爆発的な人気に繋がる大きな要因となりました。

2020年年明けの現時点のレギュラーモデルは、iPhone 11 64GBモデルで、価格は7万4,800円ですので、オリジナルSEと同様に6割程度だとすると、4万4,800円となりますが、この価格で登場したならかなり大きなインパクトになるはずです。

実際、精度の高いApple関連のアナリストであるミンチー・クオ氏は、iPhone SE2の価格を399ドルと予想していますので、「現行最新モデルの6割」説もあながち見当違いではないかもしれません。

2020年度のiPhoneは6モデルという噂

前出のミンチー・クオ氏の予想では、2020年モデルとして登場するiPhoneは6機種だといいます。

待望の5G対応を果たしたレギュラーモデル(iPhone 12)が4機種と、2020年春のiPhone SE2、さらに、SE2の大型バージョン「iPhone SE2 Plus」が2021年春に登場するとしています。

Appleは長年の係争の結果、ついにQualcommと和解(事実上の敗北)した事により、同社から5Gモデムの供給を受けられる事となり、iPhoneも5G対応モデルが投入される見込みですが、クオ氏はもう1つ、iPhone 12の大きな特徴として、同じくQualcomm社製の超音波指紋センサー「3D Sonix Max」を採用したディスプレイ内指紋認証機能を搭載するとしています。

ラインナップは、レギュラーモデル(iPhone 12)は全てOLED(有機ELパネル)化され、デュアルレンズ仕様の5.4インチモデルと6.1インチモデル、同じくOLEDながらトリプルレンズ仕様の6.1インチと6.7インチの計4モデルを2020年秋に、先行して4.7インチの液晶(LCD)パネルのモデル~iPhone SE2を2020年春に、翌年2021年春には、SE2の大画面仕様であるiPhone SE2 Plusをリリースするとしています。

メインモデルたるiPhone 12が4モデルも出るのか?という疑問は湧きますが、クオ氏の予想精度は高いので、あながちひてできないものがあります。

もしかすると、5Gの搭載・非搭載の違いがあるのでは?という気もします。

現在、日本では東京オリンピックを目前に控えて5G通信が活気を帯びていますが、世界を見回せば、まだ5Gへの対応が不要な地域が多く、全てのモデルを5G対応とする事での端末価格の上昇は、そうした5G不要地域での販売量にネガティブな影響を与えるかもしれませんので。

もしそうだとすると、トリプルレンズ仕様の5.4インチ・6.7インチが、現行「11 Pro(MAX)」の後継機、6.1インチのデュアルレンズ仕様が現行「11」の後継機、残る6.1デュアルレンズ仕様は、5G未対応4GLTE専用と言う事になりますが、果たしてどんな構成で登場するのか楽しみです。

2021年、全画面iPhone SE2 PLUSが登場という噂

前項で紹介したクオ氏の予想で、2021年にiPhone SE2の大画面仕様が「PLUS」として登場すると紹介しました。

実は、クオ氏の「PLUS」の予想は、単にiPhone SE2を大画面化したもの~つまり、iPhone 8 PlusのiOS13仕様と言う事ではなく、5.5あるいは、6.1インチの筐体に、全画面ディスプレイを搭載した全画面モデルとして登場すると予想しています。

このモデルでは、Face IDではなく、指紋認証がサポートされており、本体左側の電源ボタンに指紋認証機能を搭載すると予想しています。

もし、これが実現すると、4万円台で登場すると言われるSE2の「PLUS」バージョンは、「11」が7万円台ですので、5万円後半から6万円前後の価格で登場してもおかしくなく、いよいよ、Appleの全画面モデルがミドルクラスのAndroidスマホと競合する時がやってくるのかもしれません。

5万円台の全画面モデルのiPhone。

なかなか想像しにくいですが、もし実現すれば、かつてのスマホシェア7割という大人気状態が復活するかもしれません。

iPhone SE2の噂 まとめ

今回は、あと2カ月余りで登場してくると言われるiPhone SE2の噂をまとめてみました。

筆者は、5G対応しなかった2019年のiPhone 11シリーズの購入を見送り、未だ2018年モデルのiPhone XSを使用していますが、今年2020年モデルは5G対応必至という事で、購入する事を決めていますが、春のiPhone SE2は嬉しい誤算です。

お小遣いは確実に減ってしまいますが、4万円台のiOS13搭載のホームボタンiPhoneには非常に興味があります。

今から悩みまくりですが、実際に登場して来たら自分がどう動くのか、実は自分でもよく分かりません。

SE2を買うにしても、買わないにしても話題性抜群のモデルですので、注目して待ちたいと思います。



参考URL:https://www.igeeksblog.com/

画像URL:https://www.igeeksblog.com/

参考記事: iPhone SE2発売でiPhoneがミドルクラスを 網羅?

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