9日にAppleはiOS11.2.2をリリースしました。今回は主にセキュリティー強化目的のアップデートとなります。
Appleは「すべてのユーザーに推奨する」としています。
それでは今回のiOS11.2.2を詳しく解説していこうと思います。
今回アップデートされたのはIntelやその他のチップ(CPU)部分に脆弱性が見つかりそのセキュリティー強化の為iOS 11.2.2がリリースされました。
Appleは今回の脆弱性について、Apple製品(Mac、iOSデバイス)全てに影響を受ける事を1月4日に発表。その対応がiOS 11.2.2という訳です。
MeltdownとSpecter(メルトダウンとスぺクター)と呼ばれる2つの脆弱性はPC、サーバー、スマートフォンなどの機器に幅広く影響を及ぼすとされています。
iOS11.2.2ではSpecter脆弱性による影響を軽減しています。
Specterは、CPUが備える高速化手法のひとつの隙間を突いたような攻撃方法で、本来アクセスできないはずのメモリ情報を盗み取られてしまう恐れがあるという。勿論盗み見るだけではなく、情報が盗まれたり、乗っ取られてしまう事も可能とします。
具体的にはウェブブラウザ「Safari」と「Webkit」に対するSpecter脆弱性の緩和が主になります。
尚、スペクターとあわせて発表されていた脆弱性「Meltdown(メルトダウン)」については「iOS 11.2」にて対策済みとなっています。
Appleの発表では、具体的な被害はまだ確認されていないとの事ですので被害にあう前にアップデートした方がよさそうですね。
勿論、今回に限らずこまめにアップデートする事をおススメします。
アップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。