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修理担当のYKです。
バッテリーを長持ちさせるためにはフル充電を極力避けたほうがいいという情報を耳にしたことはありませんか？
実はこれ、本当なんです。
かと言って、就寝前に充電することは良くない！という訳ではありません。そもそもバッテリーという物は消耗品であり、充電のサイクルによって徐々に劣化してしまうのです。なので、フル充電をしたからといって極端に劣化する訳ではなく、どんなにバッテリーの劣化を抑えようと工夫しても最終的には寿命を迎えてしまうのです。バッテリーを長持ちさせるためには80~90%まで充電するのがいいと言われていますが、個人的にはそこまでバッテリー容量を気にする必要はないと感じます。
Appleでは、iPhoneのバッテリー寿命について下記のように公表しています。
”バッテリーの耐用年数は、デバイスの使い方や、あなたがデバイスのために選ぶ設定によって異なります。iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80パーセントを維持できるように設計されています。”
一般的にiPhoneで使用されているリチウムイオン電池の寿命は２〜３年と言われています。２年目からはバッテリーの減りが早くなり交換を視野に入れる必要があります。この２年目というのはAppleが公表しているフル充電サイクルが５００回に達する平均的な年数であり、電池の減りが早く感じ始める時期でもあります。つまり誤った使い方をしない限りは２年間はバッテリーの減りが早く感じることはないでしょう。
では、この誤った使い方とは何か。
それは「放電深度・充電しながらの操作・温度」の３つです。
・放電深度
放電深度とは、簡潔に説明するとフル充電から消費した電池残量の値です。例えば、100%(フル充電)から20%まで電池残量が減った場合、放電深度は80%になります。この放電深度の数値が高い状態から充電をするとバッテリーが劣化しやすくなります。Appleが公表している「フル充電サイクルを５００回繰り返した時」は放電深度が100%での数値であり、放電深度の値が低いとその分充電サイクルの回数を増やすことができます。なので、劣化を抑えるにはフル充電の回数を気にするのではなく、この放電深度を管理することをお勧めします。
・充電しながらの操作
ついついやってしまいがちの「充電しながらの操作」・・・私も時々やってしまいます。しかしこれはバッテリーに大きなダメージを加えてしまうので極力避けたほうが良いです（私もやってしまいがちなので説得力が薄いです）。充電をしながらゲームをすれば充電まで時間がかかるし、その分充電サイクルの回数を抑えられるじゃん！と思うかもしれませんが、充電をしながら操作をする行為はバッテリーに直接ダメージを与えてしまい、劣化を極度に早めてしまいます。
・温度
夏に入り、これから気温がどんどん上昇する中、iPhoneの温度管理には注意が必要です。リチウムイオン電池は熱に非常に弱く、高温になってしまうと劣化が極度に早くなってしまい、最悪の場合バッテリーが膨張してしまいます。iPhone内部の基盤（ロジックボード）にはデータ処理を行うCPUという部分があります。CPUとは、人間の身体の「頭脳」に位置しており、アプリやボタン操作、Wi-Fi通信の信号を全てCPUで処理しています。処理するデータの量が上がるとCPUに熱が発生し、その熱がバッテリーへ伝わって劣化を早めてしまいます。放熱が追いつかなくなると「熱暴走」と呼ばれる症状になってしまい、本体が故障してしまう原因になりますので、アプリの多重起動や長時間の動画視聴で熱が発生したらすぐに電源を切り、放熱するまで放置しましょう。
まとめ
バッテリーを長持ちさせるには「放電深度・充電しながらの操作・温度」の３つを意識することが大事です。バッテリーは消耗品なので必ず寿命を迎える訳ですが、iPhoneの使い方を少し変えるだけで２〜３年まで使うことは出来ます。しかしバッテリーが寿命を迎えた場合、どうすれば良いのか？それは、お近くの正規店もしくは修理店にて交換してもらうことをお勧めします。ダイワンテレコム大宮店では、iPhone各機種のバッテリー交換を対応しており、最短10分で交換可能です。
当店のバッテリー交換につきましてはコチラから→https://www.iphone-d.jp/menu/battery.php
